名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設
2009年02月08日(日)
モレ・サン・ドニ
グラン・クリュ会
2003 クロ・ド・タール
グラン・クリュ
【 モメサン 】
現地購入品
1995 クロ・デ・ランブレイ
グラン・クリュ
【 ドメーヌ・デ・ランブレイ 】
現地購入品
1996 クロ・ド・ラ・ロッシュ
グラン・クリュ
【 メゾン・ポール・レイツ 】
1995 クロ・サン・ドニ
グラン・クリュ
【 メゾン・ポール・レイツ 】
1999 ヴォーヌ・ロマネ 1er Cru
キュヴェ・デュヴォー・ブロシェ
【 D・R・C 】

同じ村のグラン・クリュを比較試飲する
ワイン会は何度か開催したとこが
ありますが、
この会が一番最初に行った気がします。
モレ・サン・ドニ村の
4つのグラン・クリュを用意しましたが、
正確にはボンヌ・マールも僅かながら
モレ村にかかっているので
本来ならば用意するところでしたが、
代わりに何故か
DRCのヴォーヌ・ロマネを
入れてみました。
この会のちょっと前の年末に
会場となっている酒屋さんの手伝いを
数日行った時に、
謝礼を頂きそうになったので
辞退したところヴォーヌ・ロマネと
シャンパンのドゥーツ6本セットを
頂いてしましました。
私としては普段お世話になっている
お返しのつもりの手伝いだったので
少々戸惑いましたが、
ワイン会で皆さんに飲んでもらおうと
思いましたので、無償で提供しました。
ここのお店は当時サントリー正規の
DRCアソートが入荷していましたので、
さほど高価な物ではないと
理解していましたが、
今では50万円のワインに
なってしまったので
早目に飲んで正解でした。
ワインの感想ですが、
クロ・デ・ランブレーは熟成のピークを
少し過ぎた感じがして、かなり柔らかい
味わいだった気がします。
ポール・レイツの2種類は熟成の盛りで
沸き立つ香りとしっかりとした味わいが
印象に残っています。
DRCのヴォーヌ・ロマネですが、
やはりグラン・クリュ畑の
デクラッセしたブドウで造った
影響なのか
美味しいワインではあるのですが
味わいの凝縮感や複雑さは
グラン・クリュとは違うと
感じた記憶があります。
ヴォーヌ・ロマネが今一つと
感じてしまった理由の1つに
クロ・ド・タールが素晴らし過ぎた
事が挙げられます。
暑かった2003年の影響で
溢れるばかりの果実味と凝縮感があり
口に含む度に幸せな気分になりました。
作り手が代わった2015年の
クロ・ド・タールも
素晴らしいワインでしたが、
私がベストに感じたのは
この時飲んだ物でした。
但し、この後数年を置いて同じワインを
2回飲みましたが、
この時の感動は再現されなかったので
若々しい果実味が健在な時が飲み頃の
ワインだったと感じています。
2020年の1月に共同開催のワイン会で
同じモレのグラン・クリュ会を
開催していますが、そちらの会には
ボンヌ・マールも入れています。
今思い出しましたが、
その会では確かクロ・デ・ランブレイが
一番美味しいワインでした。