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2024秋 現地購入ワイン会

2024年11月16日(土)

ビストロ「キフキフ」

共同開催

白ワイン/泡

-2019-
ハロウ & ホープ
Blanc de Noir Brut
【 HARROW & HOPE 】
英国

-2016-
エッセンス
Pure Chardonnay Brut
【 FOX & FOX 】
英国

-2022-
シャサーニュ・モンラッシェ
【 FERNAND & LAURENT PILLOT 】
ブルゴーニュ

-2022-
ムルソー
レ・ナルヴォー
【 JEAN-MARIE BOUZEREAU 】
ブルゴーニュ
赤ワイン

-2022-
クリスタルム
Cuvée Cinéma Pinot Noir
【 ANDREW & PETER-ALLAN
FINLAYSON】
南アフリカ

-2021-
ミヤルスト
Pinot Noir
【 MEERLUST ESTATE】
南アフリカ

-2022-
シャサーニュ・モンラッシェ
VIEILLES VIGNES
【 FERNAND & LAURENT PILLOT 】
ブルゴーニュ

-2012-
ジュヴレ・シャンベルタン
【 PHILIPPE ROSSIGNOLE】
ブルゴーニュ

-2014-
クロ・ド・ラ・ロッシュ
Grand Cru
【 Dominique LAURENT 】

◆会の感想◆

~英国の泡はやはり美味しい~

春に続いてブルゴーニュを訪れる事になり
久し振りにロンドンにも寄りたくなったので
今注目の英国の泡と旧英国連邦の南アの
ピノ・ノワール、ブルゴーニュのワインを
ハンドキャリーしてワイン会を開催しました。


◆ '19 ハロウ & ホープ Brut ◆

日本未入荷の英国製泡を探しに何件か
専門店を周った中で選んだのが、
このピノ・ノワール100%のワインでした。

引き締まった酸を強く感じるシャープな
口当たりで、ブラド・ノワールらしい
厚みはあまり感じませんでしたが、
ピュアでクリアな味わいはとても良く
熟成のポテンシャルも少なからず
感じました。


◆ '16 エッセンス Brut ◆

ノッティングヒルにある専門店の
スタッフにオススメの泡を聞いた
ところ、この作り手のスタンダートな
銘柄を推されましたが何故か一番高い
このワインを買ってしまいました。

一口飲んでみたところ、
その素晴らしさに思わず言葉を失いました。
シャルドネ100%ながら熟成に由来する
非常に厚みのある味わいで、
シャンパーニュの最上級銘柄と言われても
納得してしまう程のクオリティを
持っていました。

もしこの銘柄を日本で見かけた場合は
また買ってみようかと考えています。

現地で買った泡がまだ2本残っているので
開けるのが楽しみです。


◆ '22 シャサーニュ・モンラッシェ ◆

2022年に訪れたシャサーニュ村の名門
生産者ですが、今回ダメ元でアポを取った
ところ運良く訪問が叶いました。

幾つか試飲した結果、今飲むのはこの
村銘シャサーニュと感じたので
今回開けてみました。

ミネラルを感じる引き締まった酒質と
上品な香りと味わいが特徴ですが
飲まれた皆さんが「美味しい」を連発
していたので、
「この生産者の上級銘柄は
     もっと美味しいよ」と
さりげなく宣伝してしまいました…


◆ '22 ムルソー レ・ナルヴォー ◆

このワインは3月に訪問した際に
ドメーヌで直接購入した物です。

少し冷やし目に出してしまったので、
最初は閉じていましたが、温度が上がるに
つれてムルソーらしいリッチな香りと味わいが
出できて花開きました。

白ワインの提供温度には毎度ながら
神経を使い大変です…


◆ '22 クリスタルム ◆

ロンドには旧英国連邦のワインが色々と
揃っていますが、今回は日本ではあまり
買わない南アフリカのピノ・ノワールを
4本購入してみました。ですが、楽天の
サイトで調べてみると3本は既に日本に
入っていました…
インポーターの努力には頭が下がります。

クリスタルムは日本でもお馴染みの作り手
ですが、このCuvée Cinémaは初見で、
生産数も6千本と少なく思わず手が出て
しまいました。

味わいは赤い果物の香りを強く感じる
華やかなイメージですが、軽過ぎずワインと
しての骨格もしっかりとしていて
ブルゴーニュとは違ったピノ・ノワールの
可能性を見せてくれる貴重な1本でした。
熟成に向くワインではありませんが、
今飲むには丁度良いワインでした。


◆ '21 ミヤルスト ◆

こちらは紛れもなく日本未入荷の
南アフリカのピノ・ノワールです。
(間違っていたらスミマセン…)

開けた当初は硬く閉じていましたが、
30分程で開き始めました。

華やかでは無くしっとりとした口に馴染む
味わいは何処かブルゴーニュのワインに
似ており、今飲むには少し早かった
印象が拭いきれませんでした。

評価がはっきりとしないので
また目にしたら買ってみようかと思います。


◆ '22 シャサーニュ・モンラッシェVV ◆

白のシャサーニュと同じ作り手ですが、
赤シャサーニュも中々珍しいので今回
出してみました。

鉄分の多いシャサーニュの土壌の影響で
開けたてはかなり硬い味わいでしたが
時間経過とともに少しずつ開き出して
その真価の片鱗を見せてくれました。

やはりこの銘柄の若いヴィンテージは
デキャンタが必要だと思います。


◆ '12 ジュヴレ・シャンベルタン ◆

硬いシャサーニュとは打って変わって、
熟成によるしなやかさとジュヴレならでは
のしっかりとした味わいを感じる事が
出来たこのワインは今まさに飲み頃でした。

もう1本ありますので春までには飲んで
しまおうかと思います。


◆ '14 クロ・ド・ラ・ロッシュ ◆

3月訪問時にボーヌ市街に作り手が共同で
運営している直売所を見つけました。
目立たない路地の地下にあるためあまり
日本人は来ないと言っていましたが、
日本未入荷の作り手が多く中々貴重な
お店です(価格も良心的)

今回泊まった貸し家がこの店の近く
だったので、また足を運んでみました。

前回と比較してセラーにあるワインが
大分入れ替わっているのでお店の人に
聞いてみると、パリオリンピックに来た
客がブルゴーニュに流れてきて沢山
ワインを買っていったそうです…

前置きが長くなりましたが、
ドミニク・ローランもこの店に参加して
おり、今回は日本ではもう買えない
バックヴィンテージを数本買いました。

このクロ・ド・ラ・ロッシュは通好みの
2014というヴィンテージですが、
芳醇な香りと力強い味わい長い余韻と
グラン・クリュの真価を堪能させてくれる
とても美味しいワインでした。

お店の人に
「ドミニク・ローランってこんなに
 お腹がでかい人だよね」とジェスチャー
交じりで聞いてみたところ
「そうだ、そうだ」と笑顔で答えた姿は
とても微笑ましかったです(笑)


【 会を終えての感想 】

ロンドンとブルゴーニュへの訪問のため
前回のワイン会から1ヶ月以上間が空いて
しまいましたが、無事現地から持ってきた
ワインで会を開催する事が出来たので、
少なからず安堵しています。

今回の訪問でまた美味しいワインを
沢山仕入れましたので、来月以降の
ワイン会もご期待下さい。

今回も沢山の方々にご参加頂き
感謝申し上げます。

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