名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2019-
ハロウ & ホープ
Blanc de Noir Brut
【 HARROW & HOPE 】
英国
-2016-
エッセンス
Pure Chardonnay Brut
【 FOX & FOX 】
英国
-2022-
シャサーニュ・モンラッシェ
【 FERNAND & LAURENT PILLOT 】
ブルゴーニュ
-2022-
ムルソー
レ・ナルヴォー
【 JEAN-MARIE BOUZEREAU 】
ブルゴーニュ
赤ワイン
-2022-
クリスタルム
Cuvée Cinéma Pinot Noir
【 ANDREW & PETER-ALLAN
FINLAYSON】
南アフリカ
-2021-
ミヤルスト
Pinot Noir
【 MEERLUST ESTATE】
南アフリカ
-2022-
シャサーニュ・モンラッシェ
VIEILLES VIGNES
【 FERNAND & LAURENT PILLOT 】
ブルゴーニュ
-2012-
ジュヴレ・シャンベルタン
【 PHILIPPE ROSSIGNOLE】
ブルゴーニュ
-2014-
クロ・ド・ラ・ロッシュ
Grand Cru
【 Dominique LAURENT 】
◆会の感想◆
~英国の泡はやはり美味しい~
春に続いてブルゴーニュを訪れる事になり
久し振りにロンドンにも寄りたくなったので
今注目の英国の泡と旧英国連邦の南アの
ピノ・ノワール、ブルゴーニュのワインを
ハンドキャリーしてワイン会を開催しました。
◆ '19 ハロウ & ホープ Brut ◆
日本未入荷の英国製泡を探しに何件か
専門店を周った中で選んだのが、
このピノ・ノワール100%のワインでした。
引き締まった酸を強く感じるシャープな
口当たりで、ブラド・ノワールらしい
厚みはあまり感じませんでしたが、
ピュアでクリアな味わいはとても良く
熟成のポテンシャルも少なからず
感じました。
◆ '16 エッセンス Brut ◆
ノッティングヒルにある専門店の
スタッフにオススメの泡を聞いた
ところ、この作り手のスタンダートな
銘柄を推されましたが何故か一番高い
このワインを買ってしまいました。
一口飲んでみたところ、
その素晴らしさに思わず言葉を失いました。
シャルドネ100%ながら熟成に由来する
非常に厚みのある味わいで、
シャンパーニュの最上級銘柄と言われても
納得してしまう程のクオリティを
持っていました。
もしこの銘柄を日本で見かけた場合は
また買ってみようかと考えています。
現地で買った泡がまだ2本残っているので
開けるのが楽しみです。
◆ '22 シャサーニュ・モンラッシェ ◆
2022年に訪れたシャサーニュ村の名門
生産者ですが、今回ダメ元でアポを取った
ところ運良く訪問が叶いました。
幾つか試飲した結果、今飲むのはこの
村銘シャサーニュと感じたので
今回開けてみました。
ミネラルを感じる引き締まった酒質と
上品な香りと味わいが特徴ですが
飲まれた皆さんが「美味しい」を連発
していたので、
「この生産者の上級銘柄は
もっと美味しいよ」と
さりげなく宣伝してしまいました…
◆ '22 ムルソー レ・ナルヴォー ◆
このワインは3月に訪問した際に
ドメーヌで直接購入した物です。
少し冷やし目に出してしまったので、
最初は閉じていましたが、温度が上がるに
つれてムルソーらしいリッチな香りと味わいが
出できて花開きました。
白ワインの提供温度には毎度ながら
神経を使い大変です…
◆ '22 クリスタルム ◆
ロンドには旧英国連邦のワインが色々と
揃っていますが、今回は日本ではあまり
買わない南アフリカのピノ・ノワールを
4本購入してみました。ですが、楽天の
サイトで調べてみると3本は既に日本に
入っていました…
インポーターの努力には頭が下がります。
クリスタルムは日本でもお馴染みの作り手
ですが、このCuvée Cinémaは初見で、
生産数も6千本と少なく思わず手が出て
しまいました。
味わいは赤い果物の香りを強く感じる
華やかなイメージですが、軽過ぎずワインと
しての骨格もしっかりとしていて
ブルゴーニュとは違ったピノ・ノワールの
可能性を見せてくれる貴重な1本でした。
熟成に向くワインではありませんが、
今飲むには丁度良いワインでした。
◆ '21 ミヤルスト ◆
こちらは紛れもなく日本未入荷の
南アフリカのピノ・ノワールです。
(間違っていたらスミマセン…)
開けた当初は硬く閉じていましたが、
30分程で開き始めました。
華やかでは無くしっとりとした口に馴染む
味わいは何処かブルゴーニュのワインに
似ており、今飲むには少し早かった
印象が拭いきれませんでした。
評価がはっきりとしないので
また目にしたら買ってみようかと思います。
◆ '22 シャサーニュ・モンラッシェVV ◆
白のシャサーニュと同じ作り手ですが、
赤シャサーニュも中々珍しいので今回
出してみました。
鉄分の多いシャサーニュの土壌の影響で
開けたてはかなり硬い味わいでしたが
時間経過とともに少しずつ開き出して
その真価の片鱗を見せてくれました。
やはりこの銘柄の若いヴィンテージは
デキャンタが必要だと思います。
◆ '12 ジュヴレ・シャンベルタン ◆
硬いシャサーニュとは打って変わって、
熟成によるしなやかさとジュヴレならでは
のしっかりとした味わいを感じる事が
出来たこのワインは今まさに飲み頃でした。
もう1本ありますので春までには飲んで
しまおうかと思います。
◆ '14 クロ・ド・ラ・ロッシュ ◆
3月訪問時にボーヌ市街に作り手が共同で
運営している直売所を見つけました。
目立たない路地の地下にあるためあまり
日本人は来ないと言っていましたが、
日本未入荷の作り手が多く中々貴重な
お店です(価格も良心的)
今回泊まった貸し家がこの店の近く
だったので、また足を運んでみました。
前回と比較してセラーにあるワインが
大分入れ替わっているのでお店の人に
聞いてみると、パリオリンピックに来た
客がブルゴーニュに流れてきて沢山
ワインを買っていったそうです…
前置きが長くなりましたが、
ドミニク・ローランもこの店に参加して
おり、今回は日本ではもう買えない
バックヴィンテージを数本買いました。
このクロ・ド・ラ・ロッシュは通好みの
2014というヴィンテージですが、
芳醇な香りと力強い味わい長い余韻と
グラン・クリュの真価を堪能させてくれる
とても美味しいワインでした。
お店の人に
「ドミニク・ローランってこんなに
お腹がでかい人だよね」とジェスチャー
交じりで聞いてみたところ
「そうだ、そうだ」と笑顔で答えた姿は
とても微笑ましかったです(笑)
【 会を終えての感想 】
ロンドンとブルゴーニュへの訪問のため
前回のワイン会から1ヶ月以上間が空いて
しまいましたが、無事現地から持ってきた
ワインで会を開催する事が出来たので、
少なからず安堵しています。
今回の訪問でまた美味しいワインを
沢山仕入れましたので、来月以降の
ワイン会もご期待下さい。
今回も沢山の方々にご参加頂き
感謝申し上げます。