名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2021-
サン・トーバン 1er Cru
1500ml
【 ドメーヌ・ジル・ブートン 】
ドメーヌ直接購入限定品
-2019-
ピュリニー・モンラッシェ
1er Cru ラ・ガレンヌ
1500ml
【 ドメーヌ・ボーマン 】
現地購入
-2018-
ムルソー 1er Cru
シャルム
1500ml
【 ドメーヌ・T & P マトロ 】
現地購入
赤ワイン
-2016-
ボーヌ 1er Cru
クロ・デ・ムーシュ
1500ml
【 ドメーヌ・ベルテルモ 】
現地購入
-2005-
ラ・グランド・リュ
Grand Cru
【 ドメーヌ・F・ラマルシュ 】
-2002-
ロマネ・コンティ
Grand Cru
【 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 】
2005年ボーヌにて購入
◆会の感想◆
~あの道幅は見た目よりも長かった~
私にとっては2回目となる
ロマネ・コンティ会を企画しました。
前回の2017年から約7年経過していますが
その時の反省を踏まえて他のワインは
脇役に徹するようリストを考えていましたが
10月のラ・ターシュ会で浮いてしまった
お隣の畑のラ・グランド・リュがあったので
思い切って出してみました。
過去に何度が飲んだことのある銘柄なので
私はあまり気にせず当日を迎えましたが
初めて飲まれる方はかなり思い入れが
強かった様で、体調を崩さないように
当日まで気を張っていたという話を
伺いました。 お疲れ様でした…
今やアンビリバボーな価格になったワインの
ため事前に会を発表すると色々なノイズが
入ってくると判断しHP上での告知はダミーを
載せて当日の朝に正式な物に変更しました。
◆'21 サン・トーバン 1er Cru◆
現地訪問時には必ず立ち寄るドメーヌで
私の一番のお気に入りがこのマグナムですが
今回はいつもの様な柔らかいニュアンスは薄く
酸を感じる引き締まったシャープなワインに
なっており少し驚いてしまいました。
ヴィンテージの特徴だと判断しましたが、
詳しくは来月再訪して作り手さんに伺って
みようかと思います。
ちなみに今年はこのドメーヌの主要銘柄で
オンリー会を企画しますのでご期待願います。
◆'19 ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru
ラ・ガレンヌ◆
ピュリニーの中でも良い区画のワインなので、
現地のワインショップで1本だけマグナムが
残っているのを発見した際は条件反射で手を
伸ばした記憶が残っています…
味わいは申し分なく素晴らしいもので、
上品で洗練された香りと味わいにボリューム感
も加わり至福の時間を与えて貰いました。
昨年飲んだヴァンサン・ジェラルダンの
ピュリー・モンラッシェ・マグナムに
匹敵する素晴らしいワインでした。
またこういったワインを買ってきたいです。
◆'18 ムルソー 1er Cru シャルム◆
こちらもムルソー1級畑の中では高評価の区画で
特徴であるリッチで厚みのある味わいは
まさにムルソーらしさを表しており
とても美味しいワインでした。
ムルソーは1級畑以下の区画にも畑銘の付いた
銘柄が多数出回っており来月の訪問時には
そういったワインを集めて帰国後にムルソー会を
やってみようかと密かに考えています。
◆'16 ボーヌ 1er Cru クロ・デ・ムーシュ◆
赤は最大最強ワインが控えているため
違う地区の程好く美味しく飲めるワインとして
ボーヌ優良区画のこのワインに決めました。
開けた瞬間からベリー系の香りがあふれる
美味しいワインでしたが少し時間が経つと
ワインが口にしっとりと馴染む絶妙な
ニュアンスになり思った以上に味わえる
ワインに変化してゆきました。
購入時このワインを勧めてくれた
ショップのオーナーに好物の日本酒を
来月差し入れしようかと思います。
◆'05 ラ・グランド・リュ Grand Cru◆
10月のラ・ターシュ会で参加人数の変更により
開ける事の出来なかったワインでしたが、
まさかもう一方の隣のワインと一緒に飲むこと
になるとは私も思いませんでした。
記録的な優良年である2005年のためなのか
ワインはとても若々しく果実味も酸も十分に
イキイキとしてとても美味しいワインでしたが
やはり相手が絶対的に強過ぎました…
◆'02 ロマネ・コンティ Grand Cru◆
2005年にボーヌのワインショップで購入した
このワインともいよいよお別れの時が来ました。
20年近く自宅セラーの中でひっそりと眠って
いた瓶をお店に預ける際は、万が一を考え銘柄
が分からないないように十分な変装を施して
しまいました(笑)
香りと味わいの変化を楽しんでもらおうと思い、
全員が集まった時点でサーブとなりました。
味わいにムラを出さないためにデキャンタを行い
均一化してからそれぞれのグラスに注ぎましたが
既にその時点から香りは爆発してました…
10月に飲んだラ・ターシュ同様に既に古酒の
味わいになっていましたが、溢れ出る上品で絶妙
な香りと滑らかな舌触りと多層的な複雑さを
持った味わいは、もう只々美味しいと言う以外
言葉はありませんでした。
抜栓から飲み終えるまで3時間以上ありましたが
その間香りの爆発は止まる事を辞めず、味わいも
最後まで劣化することなく美味しく飲めたので、
毎度の事ですがDRCは凄いワインを造るのだと
感心させられてしまいました。
今回比較用にグランド・リュを当てましたが、
潜在的に持っているポテンシャルの違いを
まざまざと見せつけられてしまいました。
実際にロマネ・コンティとの間に存在する
道(La Grand Rue : 偉大な道)の道幅は
見た目の数倍以上の距離があるのだと
しみじみ感じました。
2017年に振舞った2001年ロマネ・コンティは
当時の市価で150万円でした。
今回は会費を頂いての会でしたが2002年物の
現在の市価は550万円になっていました(驚)。
2001年がまだ1本残っていますが、
こちらも飲み頃を迎えているので
いつ飲むか正直頭を抱えています…