名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-NV-
イングリッシュ・スパークリング
【 FORTNUM & MASON 】
-2018-
ブルゴーニュ・ブラン
レ・ベル・グット 1500ml
【 DOMAINE BOHRMANN 】
-2022-
ムルソー
1er Cru ブラニー
【 GILLES BOUTON & FILS 】
赤ワイン
-2020-
マールボロー
ピノ・ノワール
【 FORTNUM & MASON 】
-2019-
マルサネ VV
シャン・ペルドリ
【 Dominique LAURENT 】
-2019-
ニュイ・サン・ジョルジュ
レ・プラン・オー・バロン
【 DOMAINE SIBLAS 】
-2017-
シャンボール・ミュジニー
1er Cru レ・ラヴロット
-2010-
エシェゾ―
Grand Cru
【 PATRIARCHE 】
-1988-
ムーラン・ナ・ヴァン
【 CELLER DES SAMSONS 】
◆会の感想◆
~ちょっと悩みが増えました~
良いワインが多く揃ったので
先月の共同開催の会に続いて
個人開催の会でも現地購入会を企画。
手持ちにあった1988のマグナムが
誕生年当たる方が2名参加するので
そのワインもリストに追加して
いざ会に臨みました。
◆ NV イングリッシュ・スパークリング◆
ロンドンのフォートナム&メイソンに
初めて行ったのが30年程前になります。
その時から自社ブランドのワインが
ある事を知っていましたが、
今回の旅で初めて購入する事になりました。
あまり期待せずに飲んだのですが、
泡立ち、香り、味わいはまさに
シャンパーニュでそのバランスの良さに
思わず「美味しい」と言葉が漏れて
しまいました。
もう2本ばかり買っておけばとちょっと後悔、
先月飲んだ別のスパークリングもかなり
良かったので、イギリスの泡には今後も
注目していきます。
◆ '18 ブルゴーニュ白 1500ml ◆
こちらは今年の春の訪問でムルソー村の
ワインショップで購入した銘柄です。
何度も購入しているお気に入りの作り手
ですが、今回初めて飲むこの銘柄は
AOCブルゴーニュながら何処となく
ムルソーの雰囲気を纏っており
会の終盤に飲むと…
◆ '22 ムルソー1er Cru ブラニー◆
こちらも今年の春に生産者から直接購入した
銘柄で、10月の再訪問では家族総出で
樽洗浄をしている中、マダムが飛び切りの
笑顔で歓迎してくれた事が大変嬉しかったです。
ワインは非の打ち所の無いとても上品な
味わいで皆さんにも好評でした。
先週の中華で飲んだサン・ト―バンもとても
良かったので、ここのドメーヌ訪問は
もう止められません(笑)
◆ '20 マールボロー ピノ・ノワール ◆
こちらもフォートナム&メイソンの
自社ブランドですがスパークリングが
とても良かったので飲む前から少し
期待してしまいました。
いざ飲んでみるとベリー系の香りと赤い果実を
思わせる味わいの中に産地特有の苦みを感じる
とてもニュージーらしい美味しいワインでした。
フォートナム&メイソンの自社ワインは
色々な銘柄を試してみる価値がありそうです。
◆ '19 マルサネ VV ◆
10月に泊まった民泊の近所にある生産者組合の
お店で購入した銘柄です。
試飲させて貰ったこのワインがとても美味しく
期待して開けてみたのですが、
イメージと違ってちょっと残念に思っていた
のですが、会の終盤に飲むと…
◆ '19 ニュイ・サン・ジョルジュ◆
こちらは現地の晩酌用に買ったワインで、
開けるタイミングを逸してしまいワイン会で
使う事になりました。
飲んでみると非常に軽い(薄い)味わいで、
やっぱりスーパーで買ったワインは
こうなんだなと残念に感じていましたが、
会の終盤に飲むと…
◆ '17 シャンボール・ミュジニー ◆
こちらは2022の秋に生産者から直接購入
した銘柄です。
シャンボールらしい陰湿なピノ・ノワール感が
非常に良く出ており通好みのワインでしたが
私はとても気に入ったのでセラーに残っている
別の銘柄にも期待してしまいました。
このワインも会の終盤に飲むと…
◆'10 エシェゾー◆
生産者の「PATRIARCHE」はオスピスドボーヌ
前のアナテリウムというワイングッズショップで
売られており、初めてボーヌを訪れた時には
色々と飲ませて貰いお世話になりましたが、
1984のワインについて忘れえぬ経験をさせて
貰った思い出深い作り手でもあります…
優良年のグランクリュなので若干期待しており
いざ飲んでみるとミント系の香りを感じる
エレガントなワインで、スケール感はあまり
感じませんでしたが、しっとりと美味しく飲める
良いワインでした。
◆'88 ムーラン・ナ・ヴァン◆
某オークションサイトで2千円で落札、
送料含めて三千円程度のワインなので
あまり期待していませんでしたが、
ある説を信じて思い切って抜栓。
いざ飲んでみると味わいは古酒ですが、
まだ少し果実味を感じる若さも残っており
舌に浸み込んでくる優しくも複雑な味わいが
なんとも心地よい素晴らしいワインでした。
"ガメイ種は長熟するとピノ・ノワールになる"
という説がワインマニアの間で囁かれて
いますが、まさにその通りでした。
【 会を終えての感想 】
今回は総勢10名での開催ですが、
1名の方が不運なトラブルに遭遇して、
かなり遅れての参加になってしまいました。
その方の分のワインは別に確保していたので、
会の終盤に私も付き合ってもう一度最初の銘柄
から少しずつ飲んでみました。
すると、
ムルソーを感じたブルゴーニュ白はより
ムルソーらしくなっており、
イマイチに感じたマルサネは赤い果物の香り
全開の試飲した当時の味に変わっており、
薄いと感じたニュイ・サン・ジョルジュも
出汁の様な旨味が感じられる味に変化しており、
シャンボール・ミュジニーも
より深みのある味わいに変化していました。
新ためてワインの時間による変化に
驚かされてしまい、ここ最近は飲む温度に
主に気が行っていましたがこれからは
ワインの開き具合にも気を配らなければ
ならなと深く感じてしまいました。
パーティー形式ならば何とかなるのですが、
レストランでのコース料理に合わせた会を
想定するとちょっと頭が痛くなります…
まずは次回の個人開催の会から色々と試して
いこうかと考えています。
今回も寒い中お越し頂いた各参加者に
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
次回は3月の開催になります。