名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2019-
ペルナン・ヴェルジュレス
1er Cru アン・カラドゥー
【 ドメーヌ・パヴロ 】
ドメーヌ直売品
-2020-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru レ・ヴェルジェ
【 ドメーヌ・F&L ピロー 】
ドメーヌ直売品
-2017-
ムルソー レ・クル
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
-2016-
ピュリニー・モンラッシェ
1er Cru コンベット 1500ml
【 ヴァンサン・ジェラルダン 】
現地購入品
赤ワイン
-2020-
ヴォーヌ・ロマネ
レ・シャランダン
【 ドメーヌ・オーディフレッド 】
ドメーヌ直売品
-2017-
ニュイ・サン・ジョルジュ
レ・ザロ
【 ドメーヌ・H&G リモリケ 】
現地購入品
-2013-
シャンボール・ミュジニー
1er Cru レ・フュエ
【 ドメーヌ・ブースロ 】
ドメーヌ直売品
-2017-
エシェゾー Grand Cru
【 ドメーヌ・A・M・ガヴィネ 】
現地購入品
◆会の感想◆
~現地購入の効果を実感~
昨年秋にブルゴーニュで現地購入した
ワインを中心に会を企画しました。
ワインの味わいは生産者を出てからの
保管状態に大きな影響を受けることが
経験的に分かっていたので、
熱くならない時期に現地購入し
航空便で日本に発送、自宅のセラーで
半年ほど寝かせたワインの
美味しさを皆さんに知ってもらおうと
考えていましたが、
その思いを十二分に伝えられた
会となりました。
ベルナン・ヴェルジュレス一級畑の
白ですが、予想していたよりも
引き締まった感じがしましたが、
クリアな酒質に土壌から由来する
複雑な味わいがよく馴染んでおり、
美味しく頂けました。
硬さが中々抜けなかったので
デキャンタするともっと楽しめたのでは
と後になって思いました。
これ以降の白はボーヌ以南の
モンラッシェ系統が続いたので
それと比較して飲めたことは新たな
発見となりとても勉強なりました。
シャサーニュの一級畑ですが、
ドメーヌで飲んだ時と同じで
溢れ出る香りと畑特有のミネラルを
感じることができるとても美味しい
ワインで、2ケース近く買った
他のワインを開けるのが今から
楽しみです。
ムルソー村銘の単一区画のワインは
冷やし目に出していたため
当初は少し閉じ気味でしたが、
温度が上がると共に特徴である
リッチな味わいが花開き
美味しく頂けました。
マグナムのピュリニーですが、
このボトルだけは2年前に現地訪問が
出来ない時期にあちらに住んでいる
知り合いに頼んで送ってもらった
ワインになります。
開けた時から美味しかったのですが、
1時間ほどすると更に開き始めて
まるでモンラッシェ系のグランクリュ
を飲んでいる様な感じの
非常に素晴らしいワインになりました。
マグナムボトルなので9名でも満足な
量を飲む事が出来たので
現地の知り合いに大感謝です。
ヴォーヌ・ロマネはこの会で一番
インパクトのあるワインでした。
近年のブルゴーニュでは出汁の様な
旨味を感じるエレガントなスタイルが
主流ですが、このワインは90年代後半の
濃さを追及していた時代を彷彿とさせる
私にして懐かしさを感じるワインでした。
濃い色調とそれに負けない濃い味わい
でしたが、当時と少し違い樽香はほぼ
感じなかったので、あえて言うならば
スタイルは懐かしのギ・アッカの
ワインに近い感じがします。
このワインはひょっとすると5~10年後に
大化けする可能性があるので、
手持ちの物は大切に保管しようと思います。
(間違いなく今飲むワインではありません)
ニュイ・サン・ジョルジュは
丁度飲み頃のエレガントなスタイルが
前のワインと対照的で
スムーズに美味しく楽しむことが
出来ました。
シャンボール・ミュジニーの一級畑は
優良区画の実力発揮といった感じで、
シャンボールの特徴である
陰性のニュアンスがが良く出ており
こちらも美味しく頂けました。
フランス人夫妻とアメリカ人のカップルと
一緒にドメーヌで試飲した風景を
懐かしく思い出していました。
エシェゾーはタスト・ヴァンの称号を貰った
ワインだけあって、
少し甘みのある口当たりに
多層的な複雑味を感じる味わいと
心地よい余韻が堪らなく
最後の締めに丁度良い
素晴らしいワインでした。
同じ銘柄のマグナムも一緒に買っているので
こちらも開けるのが楽しみです。
参加された方々はワインの品質の良さに
大変満足されていたので、
私としては現地から頑張って調達した
苦労が報われた思いです。
来月は久し振りのボルドー会です。
かなり良いワインを揃えたので
こちらも今から楽しみです。