来年の春先にブルゴーニュの
現地訪問を計画しています。

参加を希望される方が意外に多く
先月に引き続き説明会を兼ねた
ワイン会を企画しました。

まだ気候的には暑い日が続いていたので
ワインはブルゴーニュのあまり知られて
いない白を中心にとした軽目の銘柄を
揃えていざ会に挑みました。



◇ '20 ペルナン・ヴェルジュレス ◇
◇ 1er Cru ス・フレティーユ◇

昨年の秋に訪問した作り手ですが、
このワインは今年国内で購入しました。

少し過熟感があり甘さを感じる味わい
でしたが、予想通り時間経過とともに
こなれてきて深みのある味わいに変化し
美味しい白ワインとなりました。
やはりここの造り手の白は要チェックです。



◇ '18 ラドワ 1er Cru ◇
◇ オート・ムーロット ◇

知名度の低さではブルゴーニュの中でも
上位に入るこの産地は私も久し振りの
対面でした。

比較的軽目の口当たりながらも
とてもフレッシュでミネラルを感じる
飲み口の爽やかなワインでした。

その味わいから一番最初に空けるべき
だったかも知れません。



◇ '16 サン・ロマン ◇

こちらも知名度の低さではラドワと互角に
勝負が出来る産地だと思います(笑)

標高の高い場所なのでワインはどちらかと
いうと硬く引き締まった感じになりますが、
シャープ口当たりながらも上品な味わいで
とても美味しかったです。

こういったマイナーなワインを現地では
色々と楽しみたいです。



◆ '22 ペルナン・ヴェルジュレス ◆
◆ 1er Cru レ・ヴェルジュレス ◆

こちらは昨年の訪問時にドメーヌで
直接購入しました。

まだ若く赤い果実の中にやや固目の
ミネラルや腐葉土のニュアンスを感じる
味わいで、飲むにはまだ少し早かった
感じが否めませんでした…

一緒に購入した同じ一級畑の
イル・デ・ヴェルジュレスの方は
かなり美味しく飲めたので
次回訪問はそちらをメインに購入
したいと思います。



◇ '11 サヴィニー・レ・ボーヌ ◇

今年の6月に亡くなられたニコラ・ポテル氏の
ドメーヌ物のワインです。

まだ自身の名前のメゾンでワインを造っていた
頃から色々と飲んでいた造り手で、
どの銘柄を飲んでもとても美味しく
ワイン会等で色々と使わせて貰いました。

今調べたところ55歳だったそうで、
今の自分と同じ年齢にちょっと驚いています。

このワインはワックシールされビオ表記が
ありましたが、熟成に由来するクリアで
滑らかな口当たりと舌に優しく浸み込んでくる
上品な味わいがとても良く、
いつもながらに美味しいワインでした。

この様なワインを造れる彼の死去は
とても残念でなりません。



◆ '14 サヴィニー・レ・ボーヌ ◆
◆ クロ・デ・ゴドー ◆

白のサヴィニーと対になる様に
赤も用意してみました。

まだ果実味を十分に残す若々しさがあり、
サヴィニーながらの優しく中庸的な酒質は
この日の陽気と良く合い口の中で軽やかに
踊る様なとてもチャーミングなワインでした。



◆ '15 ボーヌ 1er Cru ◆
◆ シャンピモン ◆

メインのラムが出る前に全てワインが空いて
しまったため(笑)、予備として用意した
このワインを追加で開けました。

優良ヴィンテージのお陰か果ては作り手の
実力なのか10年の熟成を経て香り豊かに
しっかりとした味わいを持つ素晴らしい
ワインに熟成しており、ラムとの相性も
抜群に良くこの会の私のベストワインでした。



【 会を終えての感想 】

現地訪問に関する参加条件や大型の民泊物件を
借り上げる事など幾つかの案件が決まったので
10月以降開催に向けて色々と動き出す予定ですが、
思いの外大所帯になりそうなので一抹の不安も
感じています…

次回以降は実際に参加する方々を集めて
また会を企画しますので該当される方は
出席の程、よろしくお願い致します。

今回も大変美味しい料理を提供して頂いた
ワインバーのご主人には改めて感謝申し上げます。