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年の瀬ワイン会

2024年12月28日(土)

ワインバー「un petit peu」

管理者個人の会

白ワイン/泡

-2014-
ブルゴーニュ
オート・コート・ド・ニュイ(白)
【 JAYER-GILLES 】


-2021-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru ヴィド・ブルス
【 GABRIEL & PAUL JOUARD 】
赤ワイン

-2010-
ブルゴーニュ
オート・コート・ド・ボーヌ(赤)
【 JAYER-GILLES 】


-2017-
ニュイ・サン・ジョルジュ
レ・オー・ポワール 1500ml
【 HOFFMANN-JAYER 】


-2009-
クロ・サン・ドニ
Grand Cru
【 LIGNIER-MICHELOT 】


-2009-
エシェゾ―
Grand Cru
【 JAYER-GILLES 】


-2022-
Ch.デュ・グラン・ソーサン
AOC マルゴー
【 SCEA CHATEAU TAYAC 】


-1981-
Ch.ムートン・ロートシルト
AOC ポイヤック
【 Baron Philippe de Rotchild 】

◆会の感想◆

~ 美味しく楽しいワイン会でした ~

2024年最後のワイン会として
豪華なワインを集めて会を企画しました。

共同会と個人会のメンバーが混ざった会でしたが、
ワイン好きの集まりなので会話が弾み、
いつも以上に盛り上がった楽しい会となりました。



◇ '14 オート・コート・ド・ニュイ(白) ◇
◇ '10 オート・コート・ド・ニュイ(赤) ◇

ジャイエ・ジルのワインは独特の樽の風味が
私の好みとマッチして、このワインや
オート・コート・ド・ボーヌは
毎年必ず飲んでいました。

好きが高じて2011年に家族で現地訪問した際に
ドメーヌを訪れて全ての銘柄を本人相手に
試飲出来た事は私のワイン人生の中で
とても貴重な体験でした。
当時6歳だった娘は庭で大型犬に追いかけられた
事を今でも根に持っていますが……

今回後を継いだホフマン・ジャイエのワインを
飲む事になったので過去のヴィンテージを探した
ところ、幾つかのワインがまだネットショップに
残っていたので買わせて貰いました。

赤・白共に10年以上経過したワインでしたが、
まだ十分に若々しく程好い樽の風味と相まって
大変美味しく飲ませて貰いました。


◇ '21 シャサーニュ・モンラッシェ ◇
◇ 1er Cru ヴィド・ブルス ◇

今年春の訪問で某村のワインショップで
購入した物です。

2021年の白はイマイチな物が多くこのワインも
早く飲んでしまおうと今回出してみましたが、
あまりの美味しさに驚かされてしまいました…

力強い香りと甘みを強目に感じる凝縮した味わいは
とても2021年の白ワインだとは思えない
素晴らしいワインでした。

バータル・モンラッシェ真下の優良区画の為か
作り手の腕の為なのか分からないので
次回訪問時は再度購入もしくは訪問して
みようかと考えています。


◇ '17 ニュイ・サン・ジョルジュ 1500ml ◇

ジャイエ・ジルの後を継いだホフマン・ジャイエの
ワインですが、信じられない事に現地の某お店で
特売価格で売られていた為、速攻で購入しました。

味わいは先代に近く樽香を強く感じましたが
濃厚ではなくエレガントに仕上げられており
現代的なブルゴーニュワインの印象でした。

マグナムなので長い時間をかけて飲めましたが
終盤にジャイエ・ジルらしい力強さを感じたので
ここのワインはもう少し注目していこうかと
思います。


◇ '09 クロ・サン・ドニ ◇

2012年に現地のお店で購入したワインです。
当時ギリシャに端を発したユーロ危機のため
1ユーロが100円を下回っており、今では
考えられない価格でワインを購入出来ました。

試験的にデキャンタを使って注いでみたのですが
その影響なのか香りが爆発しており、
力強くも滑らかな酒質と相まって大変美味しい
ワインになっていました。

原価で提供して頂いた某有機化合物と同じ名前の
A氏にこの場を借りてお礼申し上げます。


◇ '09 エシェゾ― ◇

ジャイエ・ジル訪問後に知り合いのお店に依頼して
インポーターから取り寄せてもらったワインです。

マニアの間では非常に評価の高いワインで
私も過去に2回飲んでいますが、10年以上寝かせた
物は今回が初めてで非常に楽しみにしていました。

デキャンタするか悩みましたが試しに飲んで貰った
方から必要ないとの回答があったので
そのままグラスに注がせて貰いました。

いざ飲んでみると、まさに極楽でした…
沸き立つ芳醇な香りと口の中に浸み込む様な
優しくも優雅な味わいに飲んだ方全員が
魅了されてしまいました。

個人会と共同会のエシェゾー好きがここで
手を組んでしまい「エシェゾー会をやろう」と
言い出したので、ヤバい2人を会わせてしまったと
ちょっと複雑な気持ちになった事は伏せて…


◇ '22 AOC マルゴー ◇

秋の訪問でカルフールで買った€18のこのワインが
中々美味しく、追加購入して帰ってきました。

普段の会ではボルドーとブルゴーニュを同時に
飲む事はしないのですが、今回最後にムートンを
飲むためエシェゾ―との間に何か1本口直しの
軽目のワインが欲しかったのでそれに使わせて
貰いました。

若いワインなのデキャンタしてサーブしましたが
香りが程よく開いてパリで飲んだ時よりも
より美味しく感じました。
マロラティック発酵に由来するヨーグルト香を
強めに感じた事はご愛嬌としておきます…


◇ '81 ムートン・ロートシルト ◇

つい最近某オークションで'88バタールとセットで
5万円程度で落札した物です。

今回のメンバーにムートン好き、ボルドー好きと
1981年が誕生年の方がいましたので丁度良いと思い
リストに入れました。

液面が少し低かったのですが特に漏れた形跡はなく
コルクは途中で切れてしまいましたが何とか抜けて
オリがあったためデキャンタしてサーブしました。

味わいは円熟したボルドー古酒になっており、
ムートン好き、ボルト―好きの二人も
ムートンらしい味わいを十分に感じると
褒めていたので、私も一安心しました。

思いの外味わいの変化が早く30分程度で
すこし劣化したニュアンスが出てきたため
8人で飲むには丁度良かったと思っています。

ここでもムートン好きとボルドー好きが
組んでしまい「ムートン会、ボルト―会」と
言い出したため、ヤバいイコンビがまた誕生したと
ちょっと頭を抱えてしまいました…



【 会を終えての感想 】

今年最後の会はジャイエ・ジルのワインを
中心としたGrand Cruにボルドー5大シャトーの
ムートンが加わった豪華な会でしたが、
新しい顔合わせがありワインの味わい以上に
楽しい会となりました。

何故か「混ぜるな危険!」という言葉を
会の途中に思い出してしまいました(笑)


今回も年末の忙しい時期に集まって頂いた
参加者各位に改めてお礼申し上げます。


最後に素晴らしいワインで私達を楽しませてくれた
ジャイエ・ジルさん(2018没)に感謝の念と共に
「美味しいワインをありがとうございました」
との言葉を捧げたいと思います。

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