名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2015-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru ヴィド・ブルス
1500ml
【 PASCAL CREMENT 】
フランス / ブルゴーニュ
赤ワイン
-2019-
ガルピン・ピーク
ピノ・ノワール
1500ml
【 BOUCHARD FINLAYSON 】
南アフリカ / 西ケープ州
-2015-
フラナガン
ピノ・ノワール
ソノマ・カウンティ
1500ml
【 FRANAGAN 】
カリフォルニア / ソノマ
-1997-
キャンティ・クラシコ
リゼルバ
3000ml
【 CASTELLO DI FONTERUTOLI 】
イタリア / トスカーナ
◆会の感想◆
~大型ボトルの真価を体験~
飲み頃のキャンティ・クラシコの
ダブルマグナムが手に入ったので
大型ボトルに特化したワイン会を
企画しました。
大型ボトルはゆっくりと熟成する特徴があり、
その効果を確認するためにあえてワインの
種類を増やさず1つの銘柄を数回に渡って
味わってその変化する様子を楽しんで
みようと思い、いざ会に挑みました。
◇ '15 シャサーニュ・モンラッシェ ◇
◇ 1er Cru ヴィド・ブルス ◇
特級畑のバタール・モンラッシェに隣接する
好条件の区画から作られるワインで、
昨年末の会で別の生産者の物を飲んだところ
非常に美味しかったため、
また飲みたいと思っていました。
運良くネットショップでマグナムボトルが
割安で売られているのを発見したので
即座に購入して飲むのを楽しみにしていました。
いざ、コルクを抜いて味見をしてみたところ
期待を裏切らない香りと味わいに、
思わず笑みが出てしまいました。
しなやかで芳醇な香りと口の中で広がる
力強いながらも滑らかな味わいは
現地購入のワインと遜色ないレベルで
ほぼグラン・クリュに匹敵する
素晴らしいワインでした。
今回は白はこの1本だけでしたが、
よくよく考えてみると会の一番最初に飲む
ワインとしてはかなり贅沢だったかも
知れません…
◆ '19 ガルピン・ピーク ピノ・ノワール ◆
ブルゴーニュの生産者ブシャール・アネが
南アフリカ西ケープ州の冷涼な地域で
生産する上質なピノ・ノワールで、
某ソムリエールの漫画でもかなり好意的に
取り上げられていました。
南アのピノ・ノワールは最近よく飲んでおり
かなり美味しい物も出てきているので、
このワインも期待していました。
最初に飲んだ味わいは作り手の特徴から
「ブルゴーニュだ!」という印象を受けましたが
やや硬く少し時間が必要かと感じました。
少し経つとイチゴの様なベリー系の香りが
立ち始めてピノ・ノワールの特徴を十二分に
感じる美味ししいワインへと変化して
いきました。
もう2~3年寝かせるともっと美味しくなる
様な印象を受けたワインだったので、
通常ボトルならば今が飲み頃かも知れません。
◆ '15 フラナガン ピノ・ノワール ◆
ソノマのピノ・ノワールは個人的に好みなので
マグナムボトルがネットオークションに出て
いたのを発見して条件反射的(笑)に落として
しまったワインです。
このワインの特徴としては、
ワックスシールがかなり厚めにされており
それを剥がすのがかなり大変で、ひと汗かく様な
大仕事になってしまいました…
肝心のワインの味わいですが、
カリフォルニアらしい派手な印象は無く
しっとりと落ち着いた感じのどちらかと言うと
ブルゴーニュに近いニュアンスでしたが、
純粋なブルゴーニュとも少し違う
ちょっと個性的なワインでした。
( 美味しさ的にはOK )
◆ '97 キャンティ・クラシコ・リゼルバ ◆
昨年末頃にネットオークションで落札した物です。
キャンティ・クラシコは味わいの幅が大きく
生産者の選択が大変重要ですが、
この作り手の物は過去に何度か飲んだ事もあり
その信頼が購入に繋がりました。
このワインもワックスシールが厚めにされており
やれやれと思いながらナイフを入れてみると
経年変化のためかかなり脆くなっており、
容易に剥がすことが出来ました。
ただ、コルクは既にスカスカな状態で、
それをうまく抜くのに一苦労でした…
いざ、一口飲んでみると、
サンジョベーゼ種特有の果実味と熟成による
古酒の味わいが同居する大変美味しいワインに
なっており、大型ボトルの熟成ポテンシャルに
改めて感心させられました。
今回は大型ボトルを各自に回して自分で
ワインを注いでもらいましたが、
普段持つ事の無い特大ボトルからグラスに
注ぐ作業を皆さん一様に楽しまれていました(笑)
【 会を終えての感想 】
大型ボトルのワインの状態に改めて
感心させられる会となりましたが、
何よりも開けるワインが4本だったため
私の仕事がいつもより軽くその分ワインの
味わいを十分に楽しめる会となりました(笑)
今回も参加頂いた方々に改めてお礼申し上げます。
次回の開催は5月の館山に決まりましたので、
その際はまたよろしくお願い致します。