3カ月振りの私個人のワイン会は
飲み頃のブルゴーニュ・マグナムを
集めた会となりました。

ブルゴーニュのマグナムは生産量が
少ないので探すのに苦労しますが、
ここ最近の価格高騰で更に手に入り難い
アイテムになってしまったので、
こういった会が何時まで出来るか
少し心配しています。
(ストックは数十本ありますが…)

当日は夏の様な強い日差しの中、
いつもお世話になっている都内個人宅の
会場でお昼から開始となりました。


◆ '20 シャブリ ◆

私が初めて飲んだシャブリはこの作り手で、
特に思い入れの深い生産者になっています。

特有の硬いミネラルを感じる味わいの中に
ピュアな果実味を感じるいかにもシャブリと
言った飲み口はとても美味しく、
会の終わり頃にはさらに開いて最後まで
楽しませて貰いました。


◆ '19 シャサーニュ-モンラッシェ ◆

既に会ではお馴染み作り手ですが、
フラッグシップとなるこの銘柄はいつ飲んでも
素晴らしく、今回も飲み応えのある濃厚な
味わいと引き締まった酒質、少し甘みを感じる
上品な余韻が堪らない1本となりました。

開けて最初の試飲の時に思わず「濃い!」と
唸ってしまったため、皆さんに笑われて
しまった事は秘密にしておきます(笑)

3月末にこのドメーヌを訪問した際は、
何時も対応して頂いているマダムが
臨月を迎えており、4月には出産すると
聞いていたのでもう元気な赤ちゃんが
誕生している事と思います。
次回訪問時はベビー服のお土産に
なりそうです。


◆ '18 モレ・サン・ドニ ◆

ドメーヌ・レシュノーのマグナムは見た
ことが無かったので、ネットで発見した際に
即買いしたワインです。

モレ・サン・ドニらしいしっかりとした
骨格のあるワインのため開くまで少し時間が
掛かりましたが、会の終盤には見事に開いて
その真価を発揮していました。

熟成のポテンシャルを十分に感じたため、
ワックスシールのキャップはそのための物と
会後に気が付きました…


◆ '17 エシェゾー ◆

エシェゾー好きな会場宅のご夫妻の為に
用意した銘柄で、2022年訪問時にとある村の
直売所で同じ銘柄の750ml瓶と一緒に
購入しました。

750ml瓶は1年前に共同開催の会で開けて
しまいましたが、その美味しさに深い感銘を
受けた事を今でも覚えています。

今回開けたマグナムもやはり素晴らしい
ワインで、上品な香りと幾層にも重なった
複雑な味わい、飲んだ後に続く長く心地よい
余韻が堪らない極上の1本となりました。

3月訪問時にまた買おうとお店を訪れたの
ですが、大規模な試飲会の開催期間中のため
臨時休業となっており、涙を飲んでお店を
後にしました…


◆ '13 オート・コート・ド・ニュイ ◆

赤の最初に飲もうと考えていましたが、
コルクがかなり劣化しておりその影響か
ワインの酸化(古酒化)がかなり進んでいたため
一番最後での登場となりました。

少し酸を感じる飲み口でしたが古酒として
十分に味わえるワインだったので、
内心ほっとしました…

ある参加者がクリームチーズと合わせると
凄く美味しいと言っていたため、
私もスライスバゲットにクリームチーズを
付けて食べてみたところ…
「旨いぞォー」(By 味皇)と叫びたい気持ちに
なりました(笑)

熟成したワインの酸味とクリームチーズの
酸味が程よく混ざり合い絶妙な味わいになる
ので、この記事を読んだ方も機会がありまし
たらぜひ試してみて下さい。
シェーブル系のチーズでも行けると思います。



【 会を終えての感想 】

今回は久し振りに会われる方や初めて対面される
方もいましたので、会話が弾みいつも以上に
楽しみの多い会となりました。

ワイン会の楽しみはワインの味わいだけではなく
参加者同士のコミュニケーションも大きな要因に
なっていることを度重なる会を通じて強く実感
しています。

今回も一部の方と某映画の話で盛り上がり周りの
方々を置き去りにした場面がありましたので、
大変失礼しました(笑)
まさかあんな回数見に行かれているとは
思いませんでした…
私は円盤待ちにしています。

次回は8月上旬にシャンパン&白ワイン会を
予定していますので、よろしければまた
お付き合い願います。