名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2023-
オート・コート・ド・ボーヌ
【 Charles Père et Fils 】
-2022-
フィサン・ブラン
レ・ゾルモー VV
【 A & J.M MOLIN 】
-2020-
ヴィレ・クレッセ
オマージュ・ジゼル・ボノム
【 ANRDE BONHOMME】
-2019-
ボーヌ
1er Cru ベリサン
【 DUBOID d' ORGEVAL 】
-2020-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru グラン・リュショット
【 F & L PILLOT 】
-2015-
ムルソー
1er Cru
クロ・ド・ラ・ペリエール
【 ARBERT GRIVOT 】
-2021-
コルトン・シャルルマーニュ
Grand Cru
【 MARTRAY-DUBREUIL 】
赤ワイン
-2018-
ムルソー
1er Cru レ・クラ
【 MAISON LOUIS JADOT 】
◆会の感想◆
~白ワイン好きには天国の会でした~
白ワイン会は主に夏に開催していましたが
ワインの温度コントロールが難しい事と
冷たさに隠れて本当の美味しさが伝わって
いない印象を持っていたので、
あえて寒い時期に開催して本当の美味しさを
知ってもらおうと思い会を企画しました。
春の足音が聞こえる初春の寒さの中、
現地購入が中心の状態の良いワインを
厳選していざ会に挑みました。
◇ '23 オート・コート・ド・ボーヌ ◇
昨年秋の訪問時にドメーヌで直接購入
したワインです。何種類か試飲した中で
このワインが一番美味しかったので
今回の会に丁度良いと思い出してみました。
サーブ中から良い香りが立っていましたが
味わいはドメーヌで飲んだ時と遜色無く
非常にエレガントで、飲まれた方は皆さん
一様に感心していました。
2023年のワインがこんなに美味しく飲める
事に驚かれていた方もいました。
まだ1本セラーの中に残っていますが、
次回訪問時にはまた買ってみたいと
思いたくなるワインでした。
◇ '22 フィサン・ブラン ◇
こちらも昨年秋の訪問時にドメーヌで
直接購入したワインです。
完全BIOの生産者なのでワインの造りは
ノンフィルターらしく少し濁っていましたが、
口の中に優しく浸み込んてくる味わいは
まさにザ・BIOワインで、
この会の中ではちょっと異質な1本でしたが、
味わいは申し分なく美味しく頂きました。
10月の醸造初期にドメーヌを訪問すると
発酵したての果汁を飲ませて貰えることが
ありますが、その記憶を思い出す味わい
でした。
◇ '20 ヴィレ・クレッセ ◇
国内で調達した物ですが何故か
生産者のサインが入っていました(笑)
このワイン会では同じ作り手のマグナムを
何度か出して高好評を頂いていましたが、
今回は最上級ランクのボトルを用意しました。
100年近い古木のブドウから作られるワインの
味わいは一口飲んだだけで「美味しい!」と
発してしまう程素晴らしく、毎度の事ながら
この作り手には感心させられてしまいます。
今一番訪問してみたい作り手なので、
今年の訪問を心待ちにしています。
◇ '19 ボーヌ 1er Cru ベリサン ◇
昨年秋の訪問時にボーヌで購入しました。
昨年7月の現地購入会に出した銘柄ですが、
美味しかったため再度購入した物です。
前回はエレガントなワインの印象でしたが
今回ミネラルを感じる引き締まった硬い印象を
受けました。ただ、ボーヌらしいしっかりとした
厚みのある味わいは健在で他のワインと比べても
遜色のない美味しいワインでした。
◇ '20 シャサーニュ・モンラッシェ ◇
◇ 1er Cru グラン・リュショット ◇
2022年秋にドメーヌで直接購入した物です。
シャサーニュを代表する銘醸畑のワインで
私のお気に入りの1本です。
今回もその味わいは健在で、
香りを嗅いだだけでそれまでのワインとは
ランクが違うことが理解出来る程の
クオリティを持っていました。
いざ飲んでみると、もう言葉をなくす位の
素晴らしさで、またこの味わいに出合えた事に
素直に喜びを感じました…
昨年訪問時もこの銘柄や同じランクのワインを
幾つか買ってきたので今から飲むのを楽しみに
しています。
◇ '15 ムルソー 1er Cru◇
◇ クロ・ド・ラ・ペリエール ◇
今回初参加になる方の差し入れで、
2017年に現地訪問してドメーヌにて直接購入
したものだそうです。
言わずも知れたムルソー筆頭の超優良区画の
モノポールワインです。ムルソーに特級が
出来る場合はこのワインがまずは昇格される
だろうと言われています。
実は私はこの銘柄で苦い経験があり…
過去に現地のお店で2003年を購入して
帰国後しばらくして開けてみたのですが
PMO(熟成前酸化)の様な状態で泣く泣く
流しに廃棄した事を今でも覚えています。
以後はこの銘柄は飲んでおらず、
今回期せずしてリターンマッチとなりました。
ただ、ドメーヌ直売のこのワインが美味しく
ない訳はなく、先に開けたシャサーニュと
遜色ないレベルの大変美味しいワインで
会の最後まで楽しませて貰いました。
◆ '18 ムルソー 1er Cru レ・クラ ◆
今回は何故か皆さんワインをじっくり味わって
いたため、サーブするタイミングが遅れてしまい
最後の料理の前に赤ワインにたどり着けなくなり
そうだったので、ここで先に赤を出しました。
白ワイン会唯一の赤なので銘柄に迷いましたが、
丁度ムルソー1級畑の赤がセラーにあったので
白赤ムルソーの共演となりました。
味わいはエレガントなコート・ド・ニュイとは
違い、しっかりとしたボディと力強さを持つ
コート・ド・ボーヌの特徴が良く出ているワインで
メインの赤ワイン煮込みに程良く合い
美味しく飲ませて貰いました。
◇ '21 コルトン・シャルルマーニュ ◇
昨年春の訪問時に現地のお店で購入した物です。
この銘柄は開けてから開くまでに時間が掛かる事を
失念しており、残り時間が少ない中で味わうことに
なってしまった為、十分なポテンシャルを引き出す
事が出来ずに不完全燃焼になった感がありました…
ただ、グランクリュらしいボリューム感と力強い
味わいは健在だったので、あと3年くらい寝かせて
じっくりと時間をかけて味わえばその真価を
十分に発揮する事が出来たかと思います。
次回以降はデキャンタを用意して十分に
開いた状態の物をサーブしたいと思います。
【 会を終えての感想 】
寒い時期での白ワイン会は初めての開催でしたが
白の美味しさを皆さん十分に堪能してもらえた
様なので、会の趣旨は伝わったと思い
安堵しています。
好評のため機会を見つけてまた開催を
企画したいと思います。
初参加で貴重なワインを差し入れ頂いた某氏に
この場を借りてお礼申し上げます。
秘書(笑)不在のなかワインサーブに協力頂いた
某女史にも感謝申し上げます。
また、毎度参加頂いている皆様にも
変わらず感謝申し上げます。
今月はまだお花見会が控えていますので
楽しい会が開けるように微力ながら
頑張りたいと思います。