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ブルゴーニュ村銘ワイン会

2025年02月15日(土)

ビストロ「キフキフ」

共同開催

白ワイン/泡

2022
シャサーニュ・モンラッシェ
オン・ジュルノーブル
【 DOMAINE BERDER-MIMER 】

2017
ペルナン・ヴェルジュレス
【 MAISON CHAMPY 】
赤ワイン

2022
マルサネ
Vieilles Vignes
【 A & J.M MOLIN 】

2023
ジュヴレ・シャンベルタン
【 CHARLES Père & Fils 】

2018
ニュイ・サン・ジョルジュ
【 H & G REMORIUET 】

2017
シャンボール・ミュジニー
レ・ナゾアール
【 Boursot Père & Fils 】

2014
モレ・サン・ドニ
【 ROBERT GIBOURG 】

2010
ヴォーヌ・ロマネ
【 CHRISTOPHE CHEVAUX 】

2020
アロース・コルトン
【 Domaine ROLLIN Père & Fils 】

◆会の感想◆

~バックアップのワインを使いました~

昨今のブルゴーニュ高騰の中で
グラン・クリュやプルミエ・クリュ以外にも
良いワインがある事を知ってもらおうと思い
私自身も初となる村銘オンリーの会を
企画しました。

白はコート・ド・ボーヌ、
赤はコート・ド・ニュイのワインに限定し
飲む順番は定石通り年代順として
いざ会に挑みました。


◇ 2022 シャサーニュ・モンラッシェ ◇

この会ではお馴染みの銘柄で
生産者とも懇意にさせて貰ってます。
これは昨年の春訪問時にドメーヌで
直買いしたものです。

バタール・モンラシェに隣接する好条件
の畑から出来るワインは洗練された上品な
香りと深みのある味わいで、皆さん一様に
素晴らしいとおっしゃっていました。

まだマグナムが数本残っていますが
今年の秋に再訪問して追加購入を
したいと思います。


◇ 2017 ペルナン・ヴェルジュレス ◇

某有名ネットオークションに赤白セットで
出ていたの物で、何気なく低い金額で入札
したところ落としてしまった物です。

赤は直ぐに飲んでしまいましたが、
中々美味しかったので白は年も良いので
こちらの会に回しました。

ワインは予想以上に熟成が進んでおり、
ややひねた香りがしましたが味わいは
特に問題無く普通に飲めるワインでした。

2017年はもう8年前になるのでこの様な
ワインもあるのかと、ふと時の流れを
感じてしまいまいした…


◆ 2022 マルサネ VV ◆

昨年10月に初めて訪問したフィサンに
本拠地を持つBIO生産者です。

BIO特有の優しい口当たりでしたが
若々しい果実味を強く感じる非常に飲み易く
美味しいワインでした。

来月の白ワイン会で開ける
同じ年のフィサン白にも期待しています。


◆ 2023 ジュヴレ・シャンベルタン ◆

昨年の10月にオー・コート・ド・ボーヌの
山間の村にあるドメーヌを訪問して
直接購入した物です。

開けたてを試飲したところ硬さを感じたので
デキャンタして時間を置いてからサーブ
させて貰いました。

デキャンタのお陰でジュヴレらしい
力強さと深みのある味わいが前面に
出てきて中々に美味しく飲めました。

ただ、今までジュヴレの特級や1級をかなり
飲んできた身としてはやはり物足りなさを
感じてしまいましたが、会の趣旨を考慮して
その思いはワインと共に飲みこませて
頂きました…


◆ 2018 ニュイ・サン・ジョルジュ ◆

昨年の春にリヨンのワインショップにて
購入した物です。店主のマダム曰く
ドメーヌより直接購入しているそうです。

今までも何度か出している作り手ですが
この日のワインもとても良く
ややヴォーヌ・ロマネに近い上品で
優雅な味わいを堪能させて貰いました。

この会のマイベストはこのワインでした。


◆ 2017 シャンボール・ミュジニー ◆

2022年の秋訪問時にドメーヌで直接
購入した物です。

ヴージョとの境に接した区画のワインで
こちらも開けた当初少し硬さを感じたので
デキャンタさせて貰いました。

陰湿な雰囲気を持つシャンボールらしい
味わいは健在でしたが、ややインクの様な
コルク臭を感じたのでちょっと微妙だった
かもしれません。


◆2014 モレ・サンドニ◆

昨年の春にボーヌの協同組合直売所にて
購入した物で。

こちらは開けた香りから極軽度のブショネで
ある事は感じましたが飲むには問題無かった
ので皆さんに説明してそのまま提供させて
貰いました。

モレらしいしっかりとした骨格のある
ワインでしたが、ジュヴレの時と同じく
同じ村の特級ワインを幾度も飲んでいる
身としてはやはり…


◆2010 ヴォーヌ・ロマネ◆

かなり前に国内で購入してセラーの肥やしに
なっいたワインです。

飲む機会が無かったのですが
良いヴィンテージだったのでこの会に
入れてみました。

少し古酒に入りかけた味わいでしたが
ウォーヌ・ロマネらしい優雅で繊維な
味わいは健在で美味しく飲ませて
貰いました。

ワインとしては今が丁度飲み頃だった
かと思います。


◆ 2020 アロース・コルトン ◆

白1本、赤2本が若干不本意だったので
思い切ってバックアップに用意したワインを
開けてみました。

昨年の秋にペルナン・ヴェルジュレス村の
ドメーヌを訪問して直接購入した物です。

それまで飲んでいたコート・ド・ニュイの
ワインとはまた違った趣きで、
若々しい果実味と力強さを感じる味わいは
とても美味しく申し分の無い物でした。

このドメーヌで購入した
コルトン・シャルルマーニュのマグナムを
開ける日が今から待ち遠しいです(笑)



【 会を終えての感想 】

今回初めての開催となる村銘ワイン会で、
このクラスのワインの美味しさを再確認したい
と思っていたのですが、

蓋を開けてみれば自分が今までどんなワインを
飲んでいたかということを思い知らされる
私にとっては自虐的な会になってしまいました。

中々に罪深いワイン道を歩んでいると
我ながらに痛感しています…

6月に開催するプルミエ・クリュの会が
果してどうなるのかちょっと心配です。


今回も寒い中お越し頂いた参加者各位に
改めてお礼申し上げます。

来月の白ワイン会はかなり気合を入れて
いますので、参加予定の方はご期待願います。

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