２年振りに「ｎｏｕｓ」での開催でしたが、
シェフは私の事を覚えていてくれたので
大変嬉しかったです。
(あれだけワインを持ち込めばね・・・)

ブルゴーニュロゼ生産100周年記念ボトルでしたが
アペリティフ代わりに飲むにはちょうど良く
心地良く喉を潤すことが出来ましたが、
ピノノワールのニュアンスは
ほぼ感じられなかったので、
次は南仏のロゼで代用しようかと思います。

シャルル・ノエラの名前のみ引き継いだ
ネゴスが作ったシャサーニュですが、
予想に反して大変美味しく、
ミネラルと酸と果実味のバランスが優れており
熟成のニュアンスも加わり
満足度の高いワインでした。
1本持っているモルジョMgも期待してしまいます。

エシェゾーの真上区画のV・Rは
V・Rらしい上品な酒質に
熟成のニュアンスが加わり
丁度飲み頃でグラスの中で良く開き、
美味しく頂けました。

NSGは本人が作っていた頃の
貴重なニコラポテルで、
かなりしっかりとした骨格を持っており、
大変飲みごたえがありましたが
もう数年寝かせると大化けする可能性を感じたので
ちょっと勿体なかったかも知れません。

CDLRやはり他の2本よりも
頭二つくらい抜けており、
バランスの整った味わいと長い余韻が
素晴らしかったのですが、
こちらもあと数年寝かせると
熟成によるニュアンスが出て
もっとすごいワインになる
可能性を持っていました。

今回のマイ・ベストワインは1985のブル白で、
利き酒の名人と言われた先代が仕込んだ
村銘畑、プルミエ畑のスペシャルブレンドの
ワインになります。
開けた直後は少し雑味のある味わいでしたが、
時間と共に香りが開き
味わいにも深みと複雑さが加わり、
まさにTHE古酒と呼ぶに相応しい
官能的なワインになりました。
2年ほど前に飲んだ同じ銘柄の1989よりも
こちらの方が断然美味しかったです。

ルモワスネの先代に深く感謝します。
美味しいワインありがとうございます。