名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-2017-
マルサネ・ブラン
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
-2016-
ラドワ
1er Cru ル・クルー・ドルジェ
【 ドメーヌ・ガジェ 】
-2015-
ペルナン・ヴェルジュレス
クロ・ド・ラ ・クロワ・
ド・ピエール
【 ドメーヌ・ガジェ 】
-2015-
ボーヌ
1er Cru ブレッサンド
【 ドメーヌ・ガジェ 】
-2019-
サントネイ
クロ・ド・マルト
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
-2020-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru モルジョ
【 ドメーヌ・FL ピロー 】
赤ワイン
-2013-
シャンボール・ミュジニー
レ・ドラゼ
【 ドメーヌ・ガジェ 】
-2014-
コルトン
Grand Cru
【 エリティエール・ルイジャド 】
-2014-
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
Grand Cru
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド
◆会の感想◆
~抜群の安定感でした~
ブルゴーニュの大手ネゴシアンの中で
ドメーヌ物の生産に一番注力している
ルイ・ジャドのドメーヌワインを集めて
ワイン会を企画しました。
2005の初夏にボーヌ郊外の巨大なセラーを
訪問して、もう飲めないと言う迄
バレルテイスティングをさせてもらった事は
私のワイン人生の中でも格別の経験と
なっています。
残暑が厳しい気候を想定し
白ワイン中心のリストにして
赤ワインは少数精鋭の銘柄に絞りました。
会の前日に共同開催者から
体調不良で参加できないとの連絡が
入りましたが、欠員の補充も無事出来て
女性7名、男性1名のちょっと
変則な人員構成でワイン会に
臨みました。
白ワインの飲む順番は少し悩みましたが
産地順に北から開けていく事に決めました。
マルサネ(白)はあまり飲んだ経験が
ありませんでしたが、
香り味わい共に申し分の無い品質で
用意した私自身も思わず
感激してしまいました。
ラドワとペルナン・ヴェルジュレスは
現地のドメーヌを何度も訪問しているので
その美味しさは十分に知っていますが、
リリースから5年以上立っている銘柄が
どう変化しているか興味がありました。
いざ飲んでみると熟成により少し
果実味が減っていましたが、
より複雑な味わいと口の中に広がる
柔らかい香りがとても良く、
丁寧に作られたワインである事が
強く感じられました。
個人的な好みはペルナン・ヴェルジュレス
でしたが、ラドワは昨年飲んだ2018年が
非常に美味しかった記憶があるので
甲乙つけ難い比較となりました。
ボーヌ・ブレッサンドは
厚みのある味わいが他の白と
一線を画してとても美味しく
印象深いワインとなりました。
ボーヌ白は隠れた銘醸ワイなので
状態の良い物に当たると
素晴らしい体験が出来る事を
再確認させて貰いました。
サントネイは年が一番若いワインなので
この順番で飲むと少し印象の薄い
ワインと感じてしまいますが、
白ワイン単体として評価するのであれば
良く出来たワインという印象があり、
来月同じ銘柄の2016を開けますので
詳しい評価はそちらでさせて頂きます。
シャンボール・ミュジニ―赤ですが
モレ・サン・ドニ寄りの区画の為か
少し華やかなニュアンスがあり、
ベリー系の香りがとても魅力的な
美味しいワインでした。
コルトンは少し冷やし気味でしたが
温度の上昇と共にジビエ香を
中心とした複雑な香りが立ち始めて
厚みのある味わいと共に
とても楽しませてくれる
ワインとなりました。
クロ・ド・ベーズは複雑な味わいと
余韻が堪らないワインで、
正直夏ではなく涼しい時期に
じっくりと味わってみたいと
思わず感じてしまいました。
バックアップ用に持ってきた
白ワインがありましたが、
来月の会で出すドメーヌの
ワインがこの日の白ワインと比較して
どう感じるか興味があったため、
追加で出してみました。
結果は皆さん一様にこのワインが
今日の白で一番美味しいと
口を揃えておっしゃっており、
やはり現地購入で空輸した
ワインの品質は他の物に代え難く
私も正直そう思いましたので、
来月の会が今から待ち遠しく
なってしまいました。
今回のワイン会はほぼ女子会となり
いつもと違う雰囲気で
とても面白かったのですが、
内面的にはやはりちょっと
複雑な心境でしたので、
共同開催者の有難味を
再確認できた事が
一番の収穫だったかも知れません…