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ドイツワイン会

2023年07月29日(土)

ビストロ「キフキフ」

共同開催

白ワイン/泡
-2008-
ブロイヤー・ゼクト ブリュット
【 ゲオルグ・ブロイヤー 】
ラインガウ


-​2018-
シュティーガー・ザンクト・ヨースト
リースリング GG
【 ラッツェンベルガー 】
ミッテルライン


-2016-
ドッティンガー・カステルベルク GC
ヴァイサー・ブルグンダー
シュペトレーゼ・トロッケン
【 マルティン・ヴァスマー 】
バーデン


-2006-
ヴィニンガー・レットゲン
リースリング・シュペトレーゼ
【ラインハルト&ベアーテ・
クネーベル】
モーゼル
赤ワイン
-2012-
シュペートブルグンダー"B"
1500ml
【 フリードリヒ・ベッカー 】
ファルツ


-2014-
マルターディンガー
シュペートブルグンダー
【 ベルンハルト・フーバー 】
バーデン


-2003-
アルテ・レーベン
シュペートブルグンダー
【 ベルンハルト・フーバー 】
バーデン


-2011-
ボーヌ 1er Cru トゥーサン
【 ドメーヌ・ガジェ(ルイ・ジャド) 】
ブルゴーニュ

◆会の感想◆

~新たな可能性の発見~

近年ドイツ産のピノ・ノワールに
かなり美味しい物が出てきたため
幾つか比較して飲んでみたいと思い
ワイン会を企画。

ドイツの白に関してはあまり知識が無く
会の常連で詳しい方がいたため
その方にワインの用意をお願いして
私にとっても初めてとなるドイツワイン会を
開催しました。

2018年にラインガウを訪問した際に
ゲオルグ・ブロイヤーの直販店で買った
1999年のゼクト(1500ml)が
大変美味しかったため、今回は
​国内で調達した2008年を開けてみました。
暑い陽気のため冷やし目にして出すと
酸化熟成のニュアンスが出ており
最初は「おやっ」と感じましたが
温度が上がると熟成による複雑な味わいが
出てきて真価を発揮し始めました。
1999はまだ果実味が残っていましたが、
こちらはかなりドライな味わいに
仕上がっており、中々通な味わいに
思わず感心してしまいました。

2本目のリースリングは暑い陽気に
冷やして飲む感覚が大変マッチしており
食事と共に美味しく頂きました。

3本目のヴァイサー・ブルグンダーは
丁度飲み頃な感じで、こちらも温度が
上がると複雑な香りと味わいが出てきて
大変美味しく飲ませて頂きました。

赤はベッカーのマグナムからスタート。
当初は開いた飲み易い感じを
イメージしていましたが、
いざ飲んでみるとタンニンの強い
しっかりとした骨格のあるワインで
イメージの違いに少し戸惑いました。
マグナムなのでまとまった量を
時間化を掛けて飲む事ができ、
酒質の変化を楽しませて頂きました。

フーバーのマルターディンガーは
打って変わって味わいのまとまった
上品なワインで、舌の上でその感じを
十分に堪能させて頂きました。

アルテ・レーベンは酷暑の2003年の
特徴が良く出ており、濃厚な味わいや
飲み応えのあるボリューム感などに
ブルゴーニュの村銘以上の可能性を
感じてしまいました。
5年程前に同じ銘柄の2005年マグナムを
ワイン会で開けていますが
ここまでの感激は無かったと
記憶しているため、
2003年のヴィンテージが作った
​ワインであるとの考えに至りました。

今回は人数が8名といつもより少なく
ワインサーブが順調に進み
時間が少し余ってしまったため
バックアップとして用意していたワインを
おもわず開けてしまいました・・・

来月のドメーヌ・ルイ・ジャド会から
惜しくも選考漏れしてしまった
2011ボーヌ 1er Cru トゥーサンは
酸を少し強めに感じる味わいでしたが、
飲み口は角が取れた滑らかな味わいで
程よく熟成した美味しいブルゴーニュ
ワインでした。

ただ、直前に飲んだ3種類のドイツ産
ピノ・ノワールと比較すると
品質的にはドイツ産の方に軍配が上がる
のではと私は感じました。
ボーヌは当日持ち込みのため少し条件が
不利であった可能性もありますが、
ボーヌの1er Cruと比較しても
引けを取らないレベルまで
ドイツのビノ・ノワールの品質が
上がっている事は
新たな発見となりました。

締めのワインは
リースリング・シュペトレーゼの
甘口ワインとなりましたが、
ドイツの甘口はやはり安定した美味しさで
酸と甘みが絶妙に調和した至福の味わいに
思わずワインを飲み始めた頃を
​思い出してしまいました。

初めてのドイツワイン会でしたが、
中々収穫の多い物になり
個人的にも十二分に楽しませて貰いました。
機会があればまた企画したいと思います。

白ワインを用意して頂き
写真まで送って頂いた某女史には
この場を借りて再度お礼申し上げます。​

来月も個人開催とこの会との
2回のワイン会がありますが、
暑さに負けずに頑張りたいと思います。

秋には昨年と同じくプレミアムワイン会を
​開催する計画を現在立てています。

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