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ジェロボアム
エシェゾー会

2024年06月15日(土)

レストラン「ビストリア」

共同開催

白ワイン/泡

-2017-
ブルゴーニュ
オート・コート・ド・ボーヌ
1500ml 現地購入
【 ドメーヌ・ホフマン・ジャイエ 】

-2020-
サン・トーバン 1er Cru
ペリエール 1500ml
【 ドメーヌ・アニエス・パケ 】

-2018-
シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru レ・ショーメ
クロ・サン・トーバン 1500ml
現地購入
【 ドメーヌ・フィリップ・コラン 】
赤ワイン

-2018-
モレ・サン・ドニ
1500ml 現地購入
【ドメーヌ・デ・ボーモン】

-2006-
ニュイ・サン・ジョルジュ
1er Cru レ・ブースロ
1500ml 現地購入
【 ドメーヌ・H&G・リモリケ 】

-2005-
ボーヌ 1er Cru ヴレーヴ
1500ml
【 ドメーヌ・ニューマン 】

-1997-
エシェゾ― Grand Cru
3000ml
【 ドメーヌ・J・P・ミュニュレ】

◆会の感想◆

~ジェロボアムの効果を実感~

昨年個人の会で飲んだ
1996年エシェゾー(3000ml)が大変素晴らし
かったので、ダメ元で再度同じサイトを
探したところ1年違いの同じ銘柄が同価格
で売っていたため、即購入してこの会の開催
となりました。

1本当たりの量がかなり多いので
参加者を普段の倍の15名に増やして
他のワインも十分な量が分配できる
マグナムを用意していざ会に挑みました。


◆’17 オート・コート・ド・ボーヌ ◆

ジャイエ・ジルの後を継いで親族が始めた
ドメーヌですが、この銘柄は先代の頃は
ほぼ毎年買っていた大好きなワインでしたが
代替わり後は疎遠になっており今回が
初挑戦になりました。

元々樽香が強い銘柄でしたがこのワインは
控えめな樽香とクリアな酒質がマッチした
とても上品なワインに仕上がっていたので、
少し驚かされました。

2017年という白ワインの優良年だった事を
差し引いたとしても大変良い出来だった為
10月の訪問時には購入先を訪ねて再購入に
挑戦してみます。


◆ ‘20 サン・トーバン 1er Cru ◆

今やBIOワインの生産者としてお馴染みと
なりましたアニエス・パケが作るこの
サン・トーバンは2020年で畑の賃貸契約が
終了する関係でこの年が最後の生産に
なるそうです。

開けた当初は酸を強目に感じる味わい
でしたが、時間と共に酸が丸みを帯びて
柔らかくなりBIOの特徴である優しい
味わいを楽しめるワインとなりました。

よく飲んでいたパケのオーセイデュレスと
比較してこちらの方がエレガントに感じた
のは、やはり産地の違いによるものかと
しみじみ感じていました。


◆ ’18 シャサーニュ 1er Cru ◆

こちらのワインはコロナ禍で現地訪問が
出来なかった2021年にブルゴーニュ在住の
知り合いにお願いして送ってもらった
ワインです。

飲む前から美味しいとは予想していましたが
いざ口にすると上品で深みのある香りと
ミネラルに支えられた洗練され引き締まった
味わいが堪らない極上の1本となりました。

出来ればまた購入したいのですが、
この生産者は人気が高いため
現地でも難しいかもしれません・・・



◆ ‘18 モレ・サン・ドニ ◆

当初は別銘柄のプルミエ・クリュを予定
していましたが、まだ飲み頃ではないと
判断して同じ年の村銘物に変更した経緯が
あります。

ワインはベリー系の香りを強く感じながら
もしっかりとした骨格を感じるモレらしい
ワインでとてもおいしかったです。

750mlのボトルならば丁度良い飲み頃に
なっていたと感じますが、マグナムのため
あと3~5年くらいすると更に美味しくなる
ポテンシャルを感じたのでちょっと早かっ
たと感じています…


◆ ‘06 ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru ◆

今年の3月にリヨンのワインショップで
購入したワインで生産者から直に購入して
いるそうです。後日試飲会で生産者に会う
機会がありましたのでリヨンのお店の事を
話してみると、よく知っておりあの店の
マダムは素晴らしい方だととても褒めて
いました。(私もそう思います)

今回開けたワインは丁度飲み頃の美味ししい
ニュイ・サン・ジョルジュを味わってみたい
と思っていたので、かなり期待して開けてみ
ました。

ブドウ畑の位置はヴォーヌ・ロマネ側だった
ためそちらの味わいを予想していましたが、
いざ飲んでみると市街を挟んだ反対側の
味わいである腐葉土や土のニュアンスを
感じるワインである事が分かりましたが、
熟成により余計な雑味が取れたクリアな
味わいになっていたので美味しく飲む事が
出来ました。

結果から言えば後に開けるエシェゾーと
良い対比になったので良かったかと思います。



◆ ‘05 ボーヌ 1er Cru ◆

7年くらい前に2本購入して1本目を飲んだ段階
で後5年くらい寝かせた方が良いと判断して
セラーで寝かせていたワインです。

寝かせている間にドメーヌは跡取り不足で
廃業してしまい手に入らない銘柄となって
しまったことは残念でなりません。
ここの造るGrand Cruのボンヌ・マールは
大変美味でした…

熟成を待っていざ飲んでみましたが
2005年という優良年の影響なのかまだまだ
十分に若く、ボーヌらしいしっかりとした
骨格のある力強いワインでした。

マグナム+優良年のワインは
いつ飲み頃になるか判定し難いので
楽しいです(笑)



◆ ‘97 エシェゾ― 3000ml ◆

1996年の同銘柄を半年前に飲みましたが、
その直前に飲んだラ・ターシュと相通じる
物を感じたため激しく感動しながら
爆飲みした記憶が蘇ります……

今回はコルクに問題があり上手く抜けな
かったため中に落とした状態で茶こしを
使いデキャンタに移してのサーブとなり
ましたが、その最中から香りの爆発を
既に感じており期待を膨らませていました。

いざ飲んでみるとエシェゾーの上品で
まろやかな香りと出汁の様に旨味を強く
感じる味わい、熟成による複雑味など
美味しいワインの要素が全て詰まった
大変素晴らしいワインでした。

1996年を飲んだ記憶と比較すると、
’96の方がもう少し若々しい感じがしたので
その違いがヴィンテージの差ではないかと
理解しました。

大型ボトルによる長期保存は、
ワインを美味しく保つことが今回の件で
十分に理解できたため、
10月の訪問時に出来れば1本でも買って
帰ってきたいと密かに考えています…



【 会を終えての感想 】

今回はいつもの倍の人数での開催にも関わらず、
皆さんのご協力のお陰で無事会を終える事が
出来ました。

ワインのサーブを手伝って頂いた某女史には
この場を借りて再度お礼申し上げます。

マグナム会は運営が大変なのであまり回数は
開けませんが、大勢の皆さんと楽しくワインを
飲む事が出来るので次回もまた企画させて
頂きます。


来月はいよいよ「やばいワイン会」です。
ノリで思いついた企画ですが果してどんな
結果になるか心配でもあり楽しみでも
あります…
   

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