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ジェロボアム エシェゾー会

2023年11月03日(金)

都内個人宅

管理者個人の会

白ワイン/泡
-NV-
フィーヌ・フルール・ド・ブジー
Grand Cru 1500ml  
【 バロン・ドーベルニュ 】

-2016-
モンタニー
1er Cru レ・マロク 1500ml
【 ドメーヌ・ステファン・アラダム 】

-2019-
ヴィレ・クレッセ
レ・カール 1500ml
【 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム 】
赤ワイン
-1996-
エシェゾー
Grand Cru 3000ml
【 ドメーヌ・J・P・ミュニュレ 】

-2011-
シュペートブルグンダー"H"
1500ml
【 ベルンハルト・フーバー 】

◆会の感想◆

~圧巻の味わいと容量でした~

ワイン会の会場を提供して頂いている
ご夫婦がエシェゾー好きのため、
コロナ明けを見越して購入していた
ジェロボアム瓶(3000ml)をいよいよ
開けようと思い会を企画しました。

総勢11名のワイン会になったため、
それぞれのワインを十分に味わえるよう
エシェゾー以外はマグナムボトルで
提供させて頂きました。


最初に開けたバロン・ドーベルニュの
シャンパーニュは私の会ではお馴染みの
銘柄ですが、この日もピノ・ノワール由来の
厚みのある味わいと長く続く余韻が素晴らしく、
今回はいつもより若干甘みを感じましたが
それがまた酒質とよく馴染んでおり、
とても美味しく飲ませて貰いました。

先月末に夫婦で都内のBIOシャンパンの
試飲会に行った際は、長時間空気に触れて
強い酸化臭がする銘柄が大半を占めており
辟易しながら試飲をした記憶がありますので、
尚更このシャンパンが美味しく感じたかも
知れません…


白ワインはワイン会初となる
コート・シャロネーズのモンタニー1er Cru
から開けていきました。
華やかさはあまりありませんでしたが
バランスの取れたしっかりとした
味わいのあるワインで、熟成に由来する
複雑なニュアンスも十分に感じられ
もう数年寝かせていたら更に美味しくなる
可能性を感じました。


2本目の白は都内のワイン会でも好評の
A・ボノームのヴィレ・クレッセを開けました。
力強く華やかな香りと濃厚な味わいは
まさにムルソーで、今回初めて飲まれた方は
その美味しさにとても感心されていました。
2020年のヴィンテージから値段が1.5倍に
上がってしまいとても残念ですが、
まだ2019年の通常ボトルが比較的お値頃に
買えたのでこの会の後追加購入しました。


赤は思い切ってエシェゾーのジェロボアムから
開けてみました…

ワックスシールを剥がすとコルクにワインが
かなり浸み込んでいたためちょっと不安
でしたが、コルクそのものに異常は無く
普通に抜くことが出来ました。

コルクを抜いた瞬間に瓶の口から熟成に
由来する華やかな香りが溢れ出てきたため、
その瞬間に「いける!」と心の中でガッツポーズ
を決めてしまいました。
少量をグラスに注いでいざ試飲してみると、
ピノ・ノワールの官能的な世界が
待っていました。

熟成に由来する複雑な香りと味わいを
強く感じましたが、大型ボトルのためか
27年前のワインにも関わらずまだ果実味が
残っており、若いワインと古酒の両方の長所を
持った大変素晴らしいワインでした。

少し前に2002ラ・ターシュを飲んでいますが、
それに負けない位のワインを大容量で思い切り
堪能できましたので、ブルゴーニュ好きには
堪らない会となってしまいました(号泣)。


最後にドイツ屈指のピノ・ノワールの作り手
ベルンハルト・フーバー(先代)のワインを
開けました。

こちらのワインも大変美味しく、エシェゾーの
後に飲んだにも関わらず、スケールダウンした
感じは全くなく美味しく熟成したピノ・ノワール
の味わいを十分に堪能させて貰いました。

やはりここのワインは熟成の可能性を十分に
持っていると確認する事が出来たので、
手持のボトルはしばらくは飲めなくなって
しまいました…


今回のエシェゾーの美味しさは大型ボトルに
由来する可能性が十分に感じられたため、
来年春の現地訪問の際はジェロボアムを
買ってみようかと少し心が揺れています。


【追記】2024/04/27

2024年3月にブルゴーニュを再訪しましたが
残念ながらジェロボアムの購入には
至りませんでした…

次回の訪問にご期待下さい。

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