名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設

白ワイン/泡
-NV-
アンリ・ド・ヴォージャンシー
キュヴェ・デ・ザムール Grand Cru
ブラン・ド・ブラン 1500ml
-NV-
ネレ・ヴェリィ
オード・ア・ラ・ヴィ
ブラン・ド・ノワール
1500ml
-2021-
レ・パゴ・ド・コス(白)
【 Ch.コスデュストゥネル 】
-2018-
シャブリ
1er Cru フルショーム
【 エスプリ・ルフレーブ 】
-2005-
プイィ・ヒュメ
バロン・ド・L
【 ラドゥセット 】
-2020-
ラ・カノペ
ジュランソン・セック
【 ドメーヌ・コアペ 】
赤ワイン
-NV-
グロンニェ
カルプ・ディエム
ロゼ・ド・セニエ
エクストラ・ブリュット
1500ml
◆会の感想◆
~夏向きの楽しい会でした~
暑いこの時期は赤ワインを美味しく感じて
飲む事が難しいので、今回は思い切って
赤をなくして爽やかに飲める白ワインの会を
企画しました。
シャンパーニュは品質の安定したマグナム、
白ワインは普段ワイン会に出さない地域の
銘柄を選び、台風一過暑さの厳しい中
いざ会に挑みました。
◇ アンリ・ド・ヴォージャンシー ◇
◇ ブラン・ド・ブラン ◇
シャルドネ100%のすっきりとした上品な
味わいを予想していましたが熟成感のある
かなりしっかりとした味わいに少し驚きました。
ですが、グラスから漂う香ばしいイースト香と
厚みのある味わいが程よく調和しており、
とても美味しかったです。
量の多いマグナムなのでカシスを使って
贅沢にもキール・ロワイヤルを作りましたが
カシスの風味と相まって美味しさ倍増でした(笑)
◇ ネレ・ヴェリィ ◇
◇ オード・ア・ラ・ヴィ ◇
◇ ブラン・ド・ノワール ◇
ピノ・ノワール100%をイメージして買いましたが
実はピノ・ムニエが90%を占める事が後で判明し
他の物に交換を考えましたが、面白そうだったので
あえて出してみました。
口金を外していざコルクを抜こうとしたところ
突然コルクが飛び出してしまい意図しない
シャンパンスプラッシュを起こしてしまった事は
内緒にしておきます…
繊細な泡立ちとフレッシュで爽やかな口当たりが
この時期には丁度合っており予想以上に美味しく
飲ませて貰いました。
キール・ロワイヤルにするとカシスの風味を
より一層感じる上品な味わいに変化したので
最初の1本はこの銘柄が良かったかなと、
一人心の中で反省してしまいました。
◆グロンニェ カルプ・ディエム◆
◆ロゼ・ド・セニエ◆
◆エクストラ・ブリュット◆
この日唯一の色付き銘柄でしたが、
ピノ・ノワールとピノ・ムニエが共に50%で
前の物と比べるとかなりしっかりとした酒質を
持っており、飲み応えのあるワインでした。
こちらは最後の鴨肉料理の段階で出せば
良かったかなと後になって少し反省でした…
流石にロゼではキールロワイヤルを作る気には
なれず、このまま美味しく頂きました。
◇ '21 レ・パゴ・ド・コス(白) ◇
昨年末に都内のワイン会で飲んでとても
美味しかったので今回リストに加えました。
ボルドーの白の名産地グラーブ地区ではなく
赤の産地メドックで作られたワインですが
ボルドー風味のソーヴィニヨン・ブランの
味わいを強く感じる仕上がりになっており
好き嫌いは分かれるかもしれませんが
私はとても気に入っています。
◇ '18 シャブリ 1er Cru フルショーム ◇
参加者が1名増えたためコンドリューと入れ
替えてこちらのマグナムを用意しました。
ブルゴーニュの白ワインの名手ルフレーブが
手掛ける買いブドウで造ったワインですが、
ドメーヌ物と同じくBIO系の味わいを予想して
いましたが、いざ口に入れると堂々とした
シャブリ特有のミネラルを感じる酒質に
仕上がっており、さすがルフレーブは
よく分かっていると一人心の中で感心して
しまいました。
皆さんに隠れてカシスを入れてキールを
作って飲みましたが、予想外に美味しかったため
言い出すことができずそのままこっそりと
飲んでしまいました。
◇ '05 プイィ・ヒュメ バロン・ド・L ◇
言わずと知れたプィイ・ヒュメを代表する
銘柄ですが、10年を超えた物は私も初めてなので
飲むまではちょっとドキドキしていました。
キャップシールを外すとコルクの表面に薄く
カビが生えていたので保存状態は良好であった
ことが理解できてその段階で少し安心しました。
少し冷やし目に出してみましたが、
やはり温度が上がると熟成に由来する
香しい芳香が立ち始めてしっとりと口に
浸み込んでくる優しくも上品な味わいが
堪らない素晴らしいワインに変化しました。
このワインとひとつ前のシャブリが
この会での私にとってのベストでした。
◇ '20 ラ・カノペ ジュランソン・セック ◇
少し時間があったので予備で用意したこちらの
ワインを思い切って開けてみました。
ちょうどデザートのタイミングでしたが、
甘みのある味わいと少し粘度のある口当たりが
フルーツを主体にしたデザートに絶妙に合い
とても美味しく飲ませて貰いました。
たまにはこういった趣きの違うワインを飲む
のもいいかなと感じたので、また何かの機会で
やってみようかと密かに考えています。
【 会を終えての感想 】
この時期のワイン会は何を飲むかの選択が難しく
ここ数年試行錯誤していましたが、
今年になってようやく方向性が定まったので
来年以降はもっと良い会にしていければと
考えています。
今回も暑い中たくさんの方々にお越し頂き
ありがとうございます。
次回はワールド・ピノノワール会となります、
美味しそうな銘柄を集めたので
参加予定の方はご期待願います。