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☆2023年ベストワイン会☆
プレミアムボルドーワイン会

2023年05月13日(土)

ビストロ「キフキフ」

共同開催

白ワイン/泡
-NV-
エスプリ ナチュール・ブリュット
1500ml
【 アンリ・ジロー 】 


-2003-
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(白)
AOCペサック・レオニャン
【 ドメーヌ・ド・シュヴァリエ 】


-2000-
シャトー・オーブリオン(白)
AOCペサック・レオニャン
【 Ch.オーブリオン 】
赤ワイン
-2006-
シャトー・トロタノワ
AOCポムロール
【 Ch.トロタノワ 】


-1989-
シャトー・カントナック・ブラウン
AOCマルゴー
【 Ch.カントナック・ブラウン 】


-2001-
シャペル・ド・オーゾンヌ
AOCサンテミリオン
【 Ch.オーゾンヌ 】


-2003-
シャトー・モンローズ
AOCサンテステフ
【 Ch.モンローズ 】


-1995-
シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
AOCサンジュリアン
【 Ch.レオヴイル・ラスカーズ 】

 
-1990-
シャトー・ムートン・ロートシルト
AOCポイヤック
【 Ch.ムートン・ロートシルト 】

◆会の感想◆

~ボルドーのグラン・ヴァンに圧倒~


普段はブルゴーニュワインをメインに会を
行っていますが、たまにはボルドーの会を
やりたいと感じていたため、
ボルドー愛好家のご協力を頂き
かなり贅沢な内容でボルドーワイン会を
企画しました。

当日は肌寒い雨の降る天候でしたが、
濃厚なボルドーワインを飲むにはちょうど良く
そのお陰かも知れませんが
グラン・ヴァンの味わいに
圧倒される会となりました。

最初に開けたアンリ・ジローのマグナム
シャンパンはピノ・ノワール80%の
厚みのある味わいと熟成から来る
香ばしいアロマが素晴らしく、
大振りなボルドーグラスで香りと味を
十分に堪能させて貰いました。

ドメーヌ・ド・シュヴァリエの白も
溢れ出る香りとしなやかな味わいが
相まってこちらも大変美味しく
頂けました。

オーブリオン白は開けた当初は
かなり閉じた状態でしたが、時間をかけると
素晴らしい香りを放つ重厚な味わいの
ワインに変化しとても美味しかったです。
5年程度前に同じ銘柄を開けましたが、
その時とはかなり違う味わいに、
熟成の影響かボトル差なのか
​ちょっと考えてしまいました。

トロタノワはドライフルーツケーキの様な
甘い香りと複雑な味わいが素晴らしく
最初の赤ワインとしては十分過ぎる
ワインでした。

トロタノワの味わいを受けて、
最後の方に開けようとしたC.ブラウンを
ここで投入しました。
スクリューを入れた瞬間にコルクが瓶内に
滑り落ちてしまったので味わいに少し
不安を感じてしまいましたが、
グラスに注いて少しすると香り豊かな古酒に
変化し美味しく頂く事が出来ました。

私的には熟成に由来した強い漢方の香りが
東南アジアの漢方市場の記憶を蘇らせ
とても懐かしい気分になりました。

C.オーゾンヌはコルクを抜いた瞬間から
香りが溢れ出てくるワインで、
今がちょうど飲み頃と感じる
とても美味しいワインでした。

モンローズは猛暑の2003年の特徴が
良く出ており、今回のワイン中では
一番濃い味わいがしましたが、
濃さだけでは無く密度の詰まった
酒質の中に様々な味を感じる
大変素晴らしいワインでした。

次に飲んだラスカーズはモンローズとは
対照的にバランスの取れた味わいと
滑らかな舌触りが心地よく、
まさに飲み頃になってきた感じのする
美味しいワインでした。

ここまでのワインがどれも素晴らしく、
果してオフヴィンテージのムートンを
最後に飲んで大丈夫かなという不安が
頭を過りましたが、
いざ飲んでみるとそんな不安は
直ぐに解消されてしまいました。

飲む直前にデキャンタをしており、
そのせいかも知れませんが
グラスからは官能的な香りが溢れ出しており
飲む前から期待が持てるワインでした。
いざ口に含むと滑らかな舌触りと
​多層的な味わいに心地よい余韻…
文句無くこの日一番のワインでした。

このワインは2005年にロンドンの
有名デパートで購入し以後自宅セラーで
18年熟成させていた物なので、
保管状態が良かったらしく、
他の会で同じものを飲んだ方はもっと
熟成が進んでいたとの感想を述べていました。

今回は久し振りのボルドー会なので
張り切って豪華なリストを組んでしまい
どうなる事かと少し心配していましたが、
やはりボルドーのグラン・ヴァンは
素晴らしく、機会がありましたら
近い将来また企画してみようと考えています。

今回ワインを数本提供して頂いた
ボルドー愛好家の方にこの場を借りて
再度お礼申し上げます。

来月は1年振りキスラー会ですが、
その前に昔の地元のワインバーにて
初のワイン会を行うので
そちらも楽しみにしています。


<2024/01/05追記>

こちらの会が2023年ベストワイン会に
なりました。

今見てもかなり豪華なワインリストで、
次に行うボルドー会のハードルを
上げてしまった感があますが、
ボルドーの美味しさを再確認出来た
印象深い会でした。

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