名前のないワイン会
~このワインを受け入れ共に飲もう名前のないワイン会で~
2022/07/01 開設
過去のワイン会
2022/12~2023
※ 2022/12以前はアーカイブスに記載

2023/08/26 (土) ビストロ「キフキフ」
ドメーヌ ルイ・ジャド会
2017 マルサネ・ブラン
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
2016 ラドワ 1er Cru
ル・クルー・ドルジェ
【 ドメーヌ・ガジェ 】
2015 ペルナン・ヴェルジュレス
クロ・ド・ラ ・クロワ・ド・ピエール
【 ドメーヌ・ガジェ 】
2015 ボーヌ 1er Cru
ブレッサンド
【 ドメーヌ・ガジェ 】
2019 サントネイ
クロ・ド・マルト
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
2013 シャンボール・ミュジニー
レ・ドラゼ
【 ドメーヌ・ガジェ 】
2014 コルトン Grand Cru
【 ドメーヌ・デ・エリティエール
ルイ・ジャド 】
2014 シャンベルタン
クロ・ド・ベーズ Grand Cru
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
[ 追加 ]
2020 シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru モルジョ
【 ドメーヌ・F&L ピロー 】


◆会の感想◆
~抜群の安定感でした~
ブルゴーニュの大手ネゴシアンの中で
ドメーヌ物の生産に一番注力している
ルイ・ジャドのドメーヌワインを集めて
ワイン会を企画しました。
2005の初夏にボーヌ郊外の巨大なセラーを
訪問して、もう飲めないと言う迄
バレルテイスティングをさせてもらった事は
私のワイン人生の中でも格別の経験と
なっています。
残暑が厳しい気候を想定し
白ワイン中心のリストにして
赤ワインは少数精鋭の銘柄に絞りました。
会の前日に共同開催者から
体調不良で参加できないとの連絡が
入りましたが、欠員の補充も無事出来て
女性7名、男性1名のちょっと
変則な人員構成でワイン会に
臨みました。
白ワインの飲む順番は少し悩みましたが
産地順に北から開けていく事に決めました。
マルサネ(白)はあまり飲んだ経験が
ありませんでしたが、
香り味わい共に申し分の無い品質で
用意した私自身も思わず
感激してしまいました。
ラドワとベルナン・ヴェルジュレスは
現地のドメーヌを何度も訪問しているので
その美味しさは十分に知っていますが、
リリースから5年以上立っている銘柄が
どう変化しているか興味がありました。
いざ飲んでみると熟成により少し
果実味が減っていましたが、
より複雑な味わいと口の中に広がる
柔らかい香りがとても良く、
丁寧に作られたワインである事が
強く感じられました。
個人的な好みはベルナン・ヴェルジュレス
でしたが、ラドワは昨年飲んだ2018年が
非常に美味しかった記憶があるので
甲乙つけ難い比較となりました。
ボーヌ・ブレッサンドは
厚みのある味わいが他の白と
一線を画してとても美味しく
印象深いワインとなりました。
ボーヌ白は隠れた銘醸ワイなので
状態の良い物に当たると
素晴らしい体験が出来る事を
再確認させて貰いました。
サントネイは年が一番若いワインなので
この順番で飲むと少し印象の薄い
ワインと感じてしまいますが、
白ワイン単体として評価するのであれば
良く出来たワインという印象があり、
来月同じ銘柄の2016を開けますので
詳しい評価はそちらでさせて頂きます。
シャンボール・ミュジニ―赤ですが
モレ・サン・ドニ寄りの区画の為か
少し華やかなニュアンスがあり、
ベリー系の香りがとても魅力的な
美味しいワインでした。
コルトンは少し冷やし気味でしたが
温度の上昇と共にジビエ香を
中心とした複雑な香りが立ち始めて
厚みのある味わいと共に
とても楽しませてくれる
ワインとなりました。
クロ・ド・ベーズは複雑な味わいと
余韻が堪らないワインで、
正直夏ではなく涼しい時期に
じっくりと味わってみたいと
思わず感じてしまいました。
バックアップ用に持ってきた
白ワインがありましたが、
来月の会で出すドメーヌの
ワインがこの日の白ワインと比較して
どう感じるか興味があったため、
追加で出してみました。
結果は皆さん一様にこのワインが
今日の白で一番美味しいと
口を揃えておっしゃっており、
やはり現地購入で空輸した
ワインの品質は他の物に代え難く
私も正直そう思いましたので、
来月の会が今から待ち遠しく
なってしまいました。
今回のワイン会はほぼ女子会となり
いつもと違う雰囲気で
とても面白かったのですが、
内面的にはやはりちょっと
複雑な心境でしたので、
共同開催者の有難味を
再確認できた事が
一番の収穫だったかも知れません…
2023/08/20 (日) 都内個人宅
納涼ワイン会
管理者個人開催の会
NV カルテット
アンダーソン・ヴァレー ブリュット
【 ロデレール・エステート 】
NV ドラモット ブリュット
【 ドラモット 】
NV フランク・ボンヴィル
グラン・クリュ・ブリュット
セレクション・ブラン・ド・ブラン
【 フランク・ボンヴィル 】
2019 マコン・ヴィレ・クレッセ
チュリセ
【 アンドレ・ボノーム 】
2020 ムルソー リモーザン VV
【 マルク・ゴーフロワ 】
※全てマグナムボトル(1500ml)


◆会の感想◆
~A・ボノームの美味しさを再確認~
約4年振りに昔の会場でワイン会を
開催させて頂きました。
個人宅なのでご家族のお子さん達とも
久し振りの再会でしたが
すっかり大きくなっており
時の流れを感じました…
ただ、
話し方や仕草が昔とあまり変わって
いなかったのでちょっと
微笑ましかったです。
暑い日々が続いていたので爽快に飲める
泡や白ワインを中心にした会に
しましたが
直前でコロナに感染した方が出て
人数が減ったためドイツの赤は
次回への持ち越しになりました。
シャンパン・メゾンのルイ・ロデレールが
カリフォルニアのソノマで作る
スパークリングワイン「カルテット」は
ピノ・ノワール主体のしっかりとした
味わいとビスケットやイースト香を
まとった余韻はシャンパンと比較しても
遜色なく、大変質の高い美味しい
スパークリングワインでした。
ドラモットのスタンダード・キュヴェは
シャルドネ主体のバランスの取れた
味わいでしたが、
「カルテット」の味わいが強かったため
少し霞んでしまった感がありました…
F.ボンヴィルのシャルドネ100%の
グラン・クリュは非常に上品な味わいと
複雑な香りが心地よいシャンパンで
冷やし目にて飲んでも真価を十分に
感じ取ることが出来、
暑い夏にはちょうど良い銘柄でした。
白ワインは7月のマグナム会に出した
アンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセに
再登場してもらいましたが、
ワイン好きが集まる会で皆ムルソーの
味わいがすると言っていたため、
今回は現地で買ったムルソー村銘の
優良区画リモーザンのVV(古木)と
思い切って比較してみました。
結果は
確かに味わいは似ており
品質的にはほぼ互角もしくは若干
ヴィレ・クレッセが勝っているように
感じました。
マコンはミネラルが強く硬いワインの印象が
あり、あまり好みではないのですが、
その場所からこの様な素晴らしい
ワインが出来てしまう事に
改めてワイン作りの奥深さを感じました。
ムルソーも特徴であるリッチな厚みのある
味わいと芳醇な香りは健在で、
現地購入後ハンドキャリーした
状態の良さと相まって大変美味しく
飲ませて貰いました。
久し振りの会場で大変盛り上がり、
遅い時間までお付き合い頂いた
ご夫妻にこの場を借りて
再度お礼申し上げます。
次回はいよいよこの会場で
1996年エシェゾー
ジェロボアム(3000ml)を
開ける予定です。
2023/08/18 (金) ワインバー「un petit peu」
夏の白ワイン祭り
2020 オート・コート・ド・ニュイ
【 エマニュエル・ルジェ 】
現地購入
2020 サン・トーバン 1er Cru
アン・レミリー
【 バデ・ミミュール 】
生産者直売
2020 シャサーニュ・モンラッシェ
1er Cru グラン・リュショット
【 F&L ピロー 】
生産者直売
2016 シャンボール・ミュジニー
【 デュフォール・フレール 】
現地購入
2003 ポマール
キュヴェ・スザンヌ・ショードロン
【 オスピス・ド・ボーヌ 】

◆会の感想◆
~グラン・リュショットの美味しさに圧倒~
都内ワイン会の共同開催者と
ブルゴーニュ現地訪問の相方と私で
最近よくお邪魔しているワインバーを
会場にして現地購入白ワインを楽しむ
小さな会を企画しました。
国内では今や2万円のワインに
なってしまったE.ルジェの
オート・コート・ド・ニュイですが
昨年現地のお店では35ユーロでした。
このワインは現地で何度か
飲んでいますがオート・コートの
レベルを遥かに凌駕する素晴らしい
ワインで、香り、味わい、余韻は
ピュリニーやシャサーニュの
村銘ワインのレベルも凌駕してるのではと
感じています。
この日もとても美味しく
次回訪問時の追加購入を決めました。
シャサーニュの1級畑のアンレミリーですが
想像していた味わいとは大分違った
ニュアンスで
一言でいうならば蜜やシロップなどの
凝縮された味わいを強く感じました。
いつも飲んでいるジル・ブートンの
同じ銘柄とは明らかに違う物でしたが
これはこれで個性的で美味しく面白い
ワインでした。
シャサーニュ・モンラッシェの
一級畑の最優良区画グラン・リュショットは
やはり凄いワインでした。
コルクを抜いた瞬間から漂う芳香と
何層にも重なった複雑な味わい、
只々美味しいとしか言葉が出ませんでした。
このワインが買いたくてドメーヌを
訪問しましたが、対応して頂いたマダムが
非常に親切な方で、
このグラン・リュショットもたくさん
試飲させて頂きとても感謝しています。
次回も必ず訪問します。
赤の村銘シャンボールは丁度飲み頃な感じで
舌にじわじわとしみ込んでくる味わいが
とても心地よく、少し冷えた温度に
よく合っていました。
2003のポマールはやはり暑かった年の
影響で甘みを強く感じましたが、
全体的に程よく熟成した
柔らかい酒質となっており、
こちらも少し冷たい温度で
とても美味しく頂けました。
男3名の華の無いワイン会でしたが
ワインバーの御主人のご厚意で
とても楽しく、美味しい時間を
過ごさせて頂きました。
2023/07/29 (土) ビストロ「kifkif」
ドイツワイン会
2008 ブロイヤー・ゼクト ブリュット
【 ゲオルグ・ブロイヤー 】
ラインガウ
2018 シュティーガー・ザンクト・ヨースト
リースリング GG
【 ラッツェンベルガー 】
ミッテルライン
2016 ドッティンガー・カステルベルク GC
ヴァイサー・ブルグンダー
シュペトレーゼ・トロッケン
【 マルティン・ヴァスマー 】
バーデン
2012 シュペートブルグンダー"B"
1500ml
【 フリードリヒ・ベッカー 】
ファルツ
2014 マルターディンガー
シュペートブルグンダー
【 ベルンハルト・フーバー 】
バーデン
2003 アルテ・レーベン
シュペートブルグンダー 【 ベルンハルト・フーバー 】
バーデン
2011 ボーヌ 1er Cru トゥーサン
【 ドメーヌ・ガジェ(ルイ・ジャド) 】
ブルゴーニュ
2006 ヴィニンガー・レットゲン
リースリング・シュペトレーゼ
【 ラインハルト&ベアーテ・クネーベル 】
モーゼル

◆会の感想◆
~新たな可能性の発見~
近年ドイツ産のピノ・ノワールに
かなり美味しい物が出てきたため
幾つか比較して飲んでみたいと思い
ワイン会を企画。
ドイツの白に関してはあまり知識が無く
会の常連で詳しい方がいたため
その方にワインの用意をお願いして
私にとっても初めてとなるドイツワイン会を
開催しました。
2018年にラインガウを訪問した際に
ゲオルグ・ブロイヤーの直販店で買った
1999年のゼクト(1500ml)が
大変美味しかったため、今回は
国内で調達した2008年を開けてみました。
暑い陽気のため冷やし目にして出すと
酸化熟成のニュアンスが出ており
最初は「おやっ」と感じましたが
温度が上がると熟成による複雑な味わいが
出てきて真価を発揮し始めました。
1999はまだ果実味が残っていましたが、
こちらはかなりドライな味わいに
仕上がっており、中々通な味わいに
思わず感心してしまいました。
2本目のリースリングは暑い陽気に
冷やして飲む感覚が大変マッチしており
食事と共に美味しく頂きました。
3本目のヴァイサー・ブルグンダーは
丁度飲み頃な感じで、こちらも温度が
上がると複雑な香りと味わいが出てきて
大変美味しく飲ませて頂きました。
赤はベッカーのマグナムからスタート。
当初は開いた飲み易い感じを
イメージしていましたが、
いざ飲んでみるとタンニンの強い
しっかりとした骨格のあるワインで
イメージの違いに少し戸惑いました。
マグナムなのでまとまった量を
時間化を掛けて飲む事ができ、
酒質の変化を楽しませて頂きました。
フーバーのマルターディンガーは
打って変わって味わいのまとまった
上品なワインで、舌の上でその感じを
十分に堪能させて頂きました。
アルテ・レーベンは酷暑の2003年の
特徴が良く出ており、濃厚な味わいや
飲み応えのあるボリューム感などに
ブルゴーニュの村銘以上の可能性を
感じてしまいました。
5年程前に同じ銘柄の2005年マグナムを
ワイン会で開けていますが
ここまでの感激は無かったと
記憶しているため、
2003年のヴィンテージが作った
ワインであるとの考えに至りました。
今回は人数が8名といつもより少なく
ワインサーブが順調に進み
時間が少し余ってしまったため
バックアップとして用意していたワインを
おもわず開けてしまいました・・・
来月のドメーヌ・ルイ・ジャド会から
惜しくも選考漏れしてしまった
2011ボーヌ 1er Cru トゥーサンは
酸を少し強めに感じる味わいでしたが、
飲み口は角が取れた滑らかな味わいで
程よく熟成した美味しいブルゴーニュ
ワインでした。
ただ、直前に飲んだ3種類のドイツ産
ピノ・ノワールと比較すると
品質的にはドイツ産の方に軍配が上がる
のではと私は感じました。
ボーヌは当日持ち込みのため少し条件が
不利であった可能性もありますが、
コート・ド・ボーヌの1er Cruと
比較しても引けを取らないレベルまで
ドイツのビノ・ノワールの品質が
上がっている事は
新たな発見となりました。
締めのワインは
リースリング・シュペトレーゼの
甘口ワインとなりましたが、
ドイツの甘口はやはり安定した美味しさで
酸と甘みが絶妙に調和した至福の味わいに
思わずワインを飲み始めた頃を
思い出してしまいました。
初めてのドイツワイン会でしたが、
中々収穫の多い物になり
個人的にも十二分に楽しませて貰いました。
機会があればまた企画したいと思います。
白ワインを用意して頂き
写真まで送って頂いた某女史には
この場を借りて再度お礼申し上げます。
来月も個人開催とこの会との
2回のワイン会がありますが、
暑さに負けずに頑張りたいと思います。
秋には昨年と同じくプレミアムワイン会を
開催する計画を現在立てています。
2023/07/15 (土) ビストロ「kifkif」
ブルゴーニュ白
マグナムワイン会
2018 サントネイ
1er Cru パスタン
1500ml
【 ドメーヌ・ムストゥル P&F 】
ドメーヌ直売品
2015 シャサーニュ・モンラッシェ
シャトー・ド・シャサーニュ
1500ml
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
2015 ムルソー
1er Cru シャルム
1500ml
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
2011 サン・トーバン
1er Cru アン・レミリー
1500ml
【 ドメーヌ・ボーマン 】
現地購入品
1989 ブルゴーニュ(白)
ディアマン・ジュビリー
1500ml
【 ルモワスネ P&F 】
2016 クロ・ヴージョ
Grand Cru
1500ml
【 ドメーヌ・ド・モンティーユ 】
現地購入品
2019 マコン ヴィレ・クレッセ
チュリセ
1500ml
【 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム 】

◆会の感想◆
~現地購入の白はやはり美味しい!~
最近あまり会われてない方々と
久し振りにご一緒したくなり
夏本番前ですがブルゴーニュ白の
ワイン会を企画しました。
出席者が10名を越えたためマグナムボトル
を用意して会に挑みましたが、
現地購入のワインのクオリティーは
やはり素晴らしく
皆さん一様にその美味しさを
堪能されていました。
最初に開けたサントネの1er Cruは
ドメーヌのオーナー直々に選んで貰った
ワインで、日本で一般に思われている
サントネイのイメージとは
全く違ったクリアで洗練された
上品な味わいで、
席のあちこちから「美味しい!」との
言葉が飛び交っていました。
次に開けたシャサーニュは
このドメーヌのフラッグシップ的なワインで
2015年という素晴らしいヴィンテージと
相まって大変美味しかったです。
熟成に由来するスモーキーな香りや
ナッツを思わせる余韻、シャサーニュの
特徴である引き締まった酒質、
私的にはこれがこの日のベストワインでした。
年代順に飲んでいくと次はムルソーと
なりますが、味見をした段階で
ムルソーの強い味わいが確認できたため
サントーバンを先に出す事にしました。
サントーバンは熟成により角が取れて
まろやかな味わいになっていましたが
グラスの温度が上がると様々な香りが
立ち始めて魅惑的なワインに変化しました。
こちらは夏ではなく涼しい時期に
時間をかけてゆっくりと飲みたくなる
ワインでした。
ムルソーは評価の高い一級畑のシャルムだけ
あってボリュームのある味わいには流石と
言うしかありませんでした。
少し酸が強めの味わいだったので
後3~5年程寝かせるともっと素晴らしい
ワインに変化するポテンシャルを感じました。
次回訪問時にシャサーニュと一緒に
追加購入したいと思います。
1989のブルゴーニュ白は以前の会で開けた
事がありましたのでそのイメージで
飲んでみたところ全く違う味わいだったため
急遽バックアップで用意した
ヴィレ・クレッセに変更しました。
ここまで美味しい白を飲んでいたので
マコンでは役不足ではと密かに
心配していましたが、いざ飲んでみると
そんな不安は瞬時に解消され
その美味しさに衝撃すら感じました。
次回の現地訪問では1日潰して
マコンまで行ってみようと
真剣に考えています。
最後の赤は今では入手が難しくなった
グラン・クリュのマグナムを
豪華に開けました。
クロ・ヴージョらしいしっかとした
骨格のあるワインで、メインの鴨肉との
相性も良くとても美味しく頂けました。
少し時間が余ったので1989ブルゴーニュ白を
フリーテースティングで飲んでもらいました。
私のイメージとは違いましたが
ドライシェリーや紹興酒を思わせる味わいが
これまた非常に美味しく、
結果的には全て飲んでしまいました・・・
マグナム会はワインの変化を感じられる
分量を飲む事が出来るので
とても気に入っています。
次回は12月頃にまた企画したいと
思いますのでご期待下さい。
今月はあと一回ドイツワイン会をやり、
来月も2回の開催が既に決まっています。
9月以降の開催についても
そろそろ考えててみようかと思います。
2023/06/17 (土) ビストロ「kifkif」
キスラー&タリー会
[ MUD HOUSE / マッド・ハウス ]
2021 マッド・ハウス ピノ・ノワール
NZ セントラル・オタゴ
[ Kistler / キスラー]
2020 ソノマ・マウンテン シャルドネ
2018 ハイド・ヴィンヤード カーネロス
2016 ソノマ・ヴィンヤード
レ・ノワゼッティエール
2015 デュレル・ヴィンヤード
ソノマ・コースト
2018 ラグーナ・リッジ・ヴィンヤード
ロシアン・リバー・ヴァレー
ピノ・ノワール
2015 ソノマ・コースト
ピノ・ノワール
2015 ケスナー ピノ・ノワール
ハーフ・マイル
【 ケスナー・ワインズ 】
※キスラーのアシスタント
ワインメーカー
[ TALLE / タリー ]
2016 ローズマリー・ヴィンヤード
シャルドネ
2011 タリー ピノ・ノワール
リンコン・ヴィンヤード

◆会の感想◆
~意外なワインに心惹かれました~
昨年開催したキスラー会が予想以上に
好評だったため、
1年かけて色々集めたキスラーと
気になってたカリフォルニアワインを
加えて会を主催しました。
開催週の前半は香港に行っていたため
現地で入手したニュージーランドの
ピノ・ノワールをお土産として
アペリティフに提供。
少し話は逸れますが香港は私が好きな旅先で
今まで数多く訪問しています。
コロナ騒動でここ数年行けませんでしたが、
しばらく振りに訪れてみると
町全体の活気がかなり低下していたことに
少なからずショックを受けました・・・
一連の民主化運動の余波か、
コロナ騒動による景気低迷なのか
原因は分かりませんでしたが、
この街のファンとしては残念な限りで
あのパワフルで活気に満ちた街が
また復活することを
文武廟に祈願してきました。
ワインの感想ですが、
最初に出したNZのピノはイチゴ風味の
軽やかな味わいが冷やし目の温度にマッチして
アペリティフとして美味しく頂けました。
少し温度が上がるとセントラル・オタゴの
特徴である風味が出てきましたが、
私的には冷やした味わいが好みです。
白ワインのスタートは2016のタリーから
始めましたが、こちらは熟成に由来する
味わいが出ており古酒までは行きませんが
余韻を強く感じる美味しいワインでした。
ヴィンテージの古いタリーから飲み始めた
理由は、味わいが強いキスラーを先に飲んで
しまうと印象が残らなくなってしまうと
危惧したためでしたが、
その判断は間違っていませんでした。
キスラー白の4種類はヴィンテージの新しい順
から開けていきました。
力強く濃厚な味わいと溢れ出る香りは
毎度のことなが圧倒されてしまいますが、
4本中3本からは柔らかくまろやかな
味わいの共通感を強く感じました。
デュレル・ヴィンヤードの1本だけは
ミネラルに由来するしっかりとした
骨格を感じるワインだったので
私の好みはこちらかも知れません。
赤はケスナーから開けていきましたが、
驚いたことにこのワインが私的には
この日一番のワインとなりました。
しっとりとしたベリー系の香りは
まさにブルゴーニュで
程よい酸に支えられた酒質は
とにかく美味しかったです。
今後このワイナリーに注目します!
次に開けたキスラーのラグーナリッジは
わりと軽目の印象を受けてしまい
災難だったかも知れません・・・
昨年大好評だったソノマ・コーストは
香り味わい共にバランス良くまとまっており
今年もその美味しさは健在でした。
ヴィンテージの一番古いタリーの赤は
古酒の雰囲気を出す味わいになっており
最後の締めのワインとしては申し分
ありませんでしたが、
やはりブルゴーニュの古酒とは少し趣が
違うことを再確認させて貰いました。
今回も中々の好評だったため
来年もキスラーを中心とした
カリフォルニアの会を企画したいと
思います。
来月はマグナム会&ドイツ赤会と
2本立てなのでまた忙しくなりそうです。
2023/05/27 (土) ワインバー「un petit peu」
ワインバーワイン会
管理者個人開催の会
2007 ペナン・ヴェルジュレス
1er Cru スー・フレティーユ
【 ドメーヌ・デ・テールジュレス 】
2018 キスラー
デュレル・ヴィンヤード
ソノマ・ヴァレー
【 キスラー・ヴィンヤード 】
2009 サン・トーバン
1er Cru アン・レミリー 1500ml
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
2014 ニュイ・サン・ジョルジュ
オー・バ・ド・コンブ
【 ドメーヌ・ジャック・カシュー 】
2008 ジュヴレ・シャンベルタン
レ・コルヴェ 1500ml
【 ドメーヌ・ジル・ビュルゲ 】
1998 シャルム・シャンベルタン
Grand Cru
【 ジョセフ・ドルーアン 】

◆会の感想◆
~居心地の良い会でした~
新しい会場でのワイン会なので
少しばかり心配していたところに、
前日に会場のすぐ近くで全国ニュースに載る
発砲事件が発生してしまい
どうなる事かと気を揉んでいましたが、
いざ会が始まると
用意して頂いたグラスや料理のレベルが
期待を大幅に上回るもので
会場の雰囲気とも相まって
とても楽しい会となりました。
集合時間にバラつきが生じたため、
最初はマグナムボトルの白と赤から
飲み始めました。
昨年秋の現地訪問でドメーヌから直接購入
したサン・トーバン白のプルミエクリュは
香り味わい共に抜群に素晴らしく、
後に開けたキスラーと互角に渡り合える
ワインでした。
2009年以降は収穫量が落ちたためマグナムは
作っていないと聞かされているので
もう2本ばかり買っておけば良かったと
毎度のことながら後悔しました。
ジュヴレ・シャンベルタンは
ちょうど今が飲み頃の様で、
特徴である厚みのあるスパイシーな
ニュアンスが良く出ており
美味しく頂けました。
こちらのドメーヌは既に廃業しているため
もう飲めないと思うと残念でなりません。
同じ村のラヴォーサン・ジャックの
マグナムボトルが抜群に美味しかったのが
良い思い出です・・・
ベルナン・ヴェルジュレスの白は
開けた直後は香りと味共に弱々しい感じがし
ちょっと残念に思いましたが、
少し時間が経過すると開き出して
溢れ出る香りと複雑な味わいが舌に
しみ込むとても美味しいワインに
変化しました。
コルトン・シャルルマーニュ系の白ワインは
開くのに時間の掛かる物がよくあるので、
これもそんなワインの様でした。
ニュイ・サン・ジョルジュはイチゴや
ベリー系の赤い果物のニュアンスが
良く出ているエレガントなワインのため
畑の位置を再確認したところ
やはりヴォーヌ・ロマネに接した
優良区画であることが分かり
妙に納得した気分になりました。
ヴォーヌ・ロマネのラベルを張っても
十分に通用する美味しいワインでした。
キスラーは何度か出している
手頃なノワゼッティエールから
少し上のランクのデュレル・ヴィンヤード
に銘柄を変更してみました。
力強い香り、味わい、余韻は健在で
それにカーネロス地区特徴のミネラルが
加わり文句の言いようのない
素晴らしいワインでした。
味わいの強さでは負けますが、
このワインと互角に渡り合えた
サントーバン白に拍手喝采です。
最後のシャルム・シャンベルタンですが
こちらは既に古酒の風格が出ており
最後を締めるに丁度良いワインでした。
欲を言えばまだ果実味の残っている
5~10年前に飲んでみたかったです。
今回は通常よりも1時間短い開催でしたが
それを感じない充実した会になりましたので
ご協力頂いたワインバーのオーナーに
この場を借りて再度お礼申し上げます。
出来れば年内にもう1回開催したいと
密かに計画しています。
次の個人開催の会は数年振りに昔の会場で
開催する事が決まりましたので、
いよいよエシェゾーのジェロボアム(3000ml)
が開けられそうです。
2023/05/13 (土) ビストロ「kifkif」
プレミアム
ボルドーワイン会
NV エスプリ ナチュール・ブリュット
1500ml
【 アンリ・ジロー 】
2003 ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(白)
AOCペサック・レオニャン
【 ドメーヌ・ド・シュヴァリエ 】
2000 シャトー・オーブリオン(白)
AOCペサック・レオニャン
【 Ch.オーブリオン 】
2006 シャトー・トロタノワ
AOCポムロール
【 Ch.トロタノワ 】
1989 シャトー・カントナック・ブラウン AOCマルゴー
【 Ch.カントナック・ブラウン 】
2001 シャペル・ド・オーゾンヌ
AOCサンテミリオン
【 Ch.オーゾンヌ 】
2003 シャトー・モンローズ
AOCサンテステフ
【 Ch.モンローズ 】
1995 シャトー・レオヴィル・ラスカーズ
AOCサンジュリアン
【 Ch.レオヴイル・ラスカーズ 】
1990 シャトー・ムートン・ロートシルト
AOCポイヤック
【 Ch.ムートン・ロートシルト 】

◆会の感想◆
~ボルドーのグラン・ヴァンに圧倒~
普段はブルゴーニュワインをメインに会を
行っていますが、たまにはボルドーの会を
やりたいと感じていたため、
ボルドー愛好家のご協力を頂き
かなり贅沢な内容でボルドーワイン会を
企画しました。
当日は肌寒い雨の降る天候でしたが、
濃厚なボルドーワインを飲むにはちょうど良く
そのお陰かも知れませんが
グラン・ヴァンの味わいに
圧倒される会となりました。
最初に開けたアンリ・ジローのマグナム
シャンパンはピノ・ノワール80%の
厚みのある味わいと熟成から来る
香ばしいアロマが素晴らしく、
大振りなボルドーグラスで香りと味を
十分に堪能させて貰いました。
ドメーヌ・ド・シュヴァリエの白も
溢れ出る香りとしなやかな味わいが
相まってこちらも大変美味しく
頂けました。
オーブリオン白は開けた当初は
かなり閉じた状態でしたが、時間をかけると
素晴らしい香りを放つ重厚な味わいの
ワインに変化しとても美味しかったです。
5年程度前に同じ銘柄を開けましたが、
その時とはかなり違う味わいに、
熟成の影響かボトル差なのか
ちょっと考えてしまいました。
トロタノワはドライフルーツケーキの様な
甘い香りと複雑な味わいが素晴らしく
最初の赤ワインとしては十分過ぎる
ワインでした。
トロタノワの味わいを受けて、
最後の方に開けようとしたC.ブラウンを
ここで投入しました。
スクリューを入れた瞬間にコルクが瓶内に
滑り落ちてしまったので味わいに少し
不安を感じてしまいましたが、
グラスに注いて少しすると香り豊かな古酒に
変化し美味しく頂く事が出来ました。
私的には熟成に由来した強い漢方の香りが
東南アジアの漢方市場の記憶を蘇らせ
とても懐かしい気分になりました。
C.オーゾンヌはコルクを抜いた瞬間から
香りが溢れ出てくるワインで、
今がちょうど飲み頃と感じる
とても美味しいワインでした。
モンローズは猛暑の2003年の特徴が
良く出ており、今回のワイン中では
一番濃い味わいがしましたが、
濃さだけでは無く密度の詰まった
酒質の中に様々な味を感じる
大変素晴らしいワインでした。
次に飲んだラスカーズはモンローズとは
対照的にバランスの取れた味わいと
滑らかな舌触りが心地よく、
まさに飲み頃になってきた感じのする
美味しいワインでした。
ここまでのワインがどれも素晴らしく、
果してオフヴィンテージのムートンを
最後に飲んで大丈夫かなという不安が
頭を過りましたが、
いざ飲んでみるとそんな不安は
直ぐに解消されてしまいました。
飲む直前にデキャンタをしており、
そのせいかも知れませんが
グラスからは官能的な香りが溢れ出しており
飲む前から期待が持てるワインでした。
いざ口に含むと滑らかな舌触りと
多層的な味わいに心地よい余韻…
文句無くこの日一番のワインでした。
このワインは2005年にロンドンの
有名デパートで購入し以後自宅セラーで
18年熟成させていた物なので、
保管状態が良かったらしく、
他の会で同じものを飲んだ方はもっと
熟成が進んでいたとの感想を述べていました。
今回は久し振りのボルドー会なので
張り切って豪華なリストを組んでしまい
どうなる事かと少し心配していましたが、
やはりボルドーのグラン・ヴァンは
素晴らしく、機会がありましたら
近い将来また企画してみようと考えています。
今回ワインを数本提供して頂いた
ボルドー愛好家の方にこの場を借りて
再度お礼申し上げます。
来月は1年振りキスラー会ですが、
その前に昔の地元のワインバーにて
初のワイン会を行うので
そちらも楽しみにしています。
2023/04/15 (土) ビストロ「kifkif」
現地購入ワイン会
2019 ペルナン・ヴェルジュレス
1er Cru アン・カラドゥー
【 ドメーヌ・パヴロ 】
ドメーヌ直売品
2020 シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru レ・ヴェルジェ
【 ドメーヌ・F&L ピロー 】
ドメーヌ直売品
2017 ムルソー レ・クル
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
2016 ピュリニー・モンラッシェ
1er Cru コンベット 1500ml
【 ヴァンサン・ジェラルダン 】
現地購入品
2020 ヴォーヌ・ロマネ
レ・シャランダン
【 ドメーヌ・オーディフレッド 】
ドメーヌ直売品
2017 ニュイ・サン・ジョルジュ
レ・ザロ
【 ドメーヌ・H&G リモリケ 】
現地購入品
2013 シャンボール・ミュジニー
1er Cru レ・フュエ
【 ドメーヌ・ブースロ 】
ドメーヌ直売品
2017 エシェゾー
Grand Cru
【 ドメーヌ・A・M・ガヴィネ 】
現地購入品

◆会の感想◆
~現地購入の効果を実感~
昨年秋にブルゴーニュで現地購入した
ワインを中心に会を企画しました。
ワインの味わいは生産者を出てからの
保管状態に大きな影響を受けることが
経験的に分かっていたので、
熱くならない時期に現地購入し
航空便で日本に発送、自宅のセラーで
半年ほど寝かせたワインの
美味しさを皆さんに知ってもらおうと
考えていましたが、
その思いを十二分に伝えられた
会となりました。
ベルナン・ヴェルジュレス一級畑の
白ですが、予想していたよりも
引き締まった感じがしましたが、
クリアな酒質に土壌から由来する
複雑な味わいがよく馴染んでおり、
美味しく頂けました。、
硬さが中々抜けなかったので
デキャンタするともっと楽しめたのでは
と後になって思いました。
これ以降の白はボーヌ以南の
モンラッシェ系統が続いたので
それと比較して飲めたことは新たな
発見となりとても勉強なりました。
シャサーニュの一級畑ですが、
ドメーヌで飲んだ時と同じで
溢れ出る香りと畑特有のミネラルを
感じることができるとても美味しい
ワインで、2ケース近く買った
他のワインを開けるのが今から
楽しみです。
ムルソー村銘の単一区画のワインは
冷やし目に出していたため
当初は少し閉じ気味でしたが、
温度が上がると共に特徴である
リッチな味わいが花開き
美味しく頂けました。
マグナムのピュリニーですが、
このボトルだけは2年前に現地訪問が
出来ない時期にあちらに住んでいる
知り合いに頼んで送ってもらった
ワインになります。
開けた時から美味しかったのですが、
1時間ほどすると更に開き始めて
まるでモンラッシェ系のグランクリュ
を飲んでいる様な感じの
非常に素晴らしいワインになりました。
マグナムボトルなので9名でも満足な
量を飲む事が出来たので
現地の知り合いに大感謝です。
ヴォーヌ・ロマネはこの会で一番
インパクトのあるワインでした。
近年のブルゴーニュでは出汁の様な
旨味を感じるエレガントなスタイルが
主流ですが、このワインは90年代後半の
濃さを追及していた時代を彷彿とさせる
私にして懐かしさを感じるワインでした。
濃い色調とそれに負けない濃い味わい
でしたが、当時と少し違い樽香はほぼ
感じなかったので、あえて言うならば
スタイルは懐かしのギ・アッカの
ワインに近い感じがします。
このワインはひょっとすると5~10年後に
大化けする可能性があるので、
手持ちの物は大切に保管しようと思います。
(間違いなく今飲むワインではありません)
ニュイ・サン・ジョルジュは
丁度飲み頃のエレガントなスタイルが
前のワインと対照的で
スムーズに美味しく楽しむことが
出来ました。
シャンボール・ミュジニーの一級畑は
優良区画の実力発揮といった感じで、
シャンボールの特徴である
陰性のニュアンスがが良く出ており
こちらも美味しく頂けました。
フランス人夫妻とアメリカ人のカップルと
一緒にドメーヌで試飲した風景を
懐かしく思い出していました。
エシェゾーはタスト・ヴァンの称号を貰った
ワインだけあって、
少し甘みのある口当たりに
多層的な複雑味を感じる味わいと
心地よい余韻が堪らなく
最後の締めに丁度良い
素晴らしいワインでした。
同じ銘柄のマグナムも一緒に買っているので
こちらも開けるのが楽しみです。
参加された方々はワインの品質の良さに
大変満足されていたので、
私としては現地から頑張って調達した
苦労が報われた思いです。
来月は久し振りのボルドー会です。
かなり良いワインを揃えたので
こちらも今から楽しみです。
2023/03/25 (土) ビストロ「NOUS」
オスピスの会
2020 オート・コート・ド・ニュイ
【 ドメーヌ・マニュエル・オリビエ 】
2015 シャサーニュ・モンラッシェ
Ch. de Chassagne-Montrachet
【 ドメーヌ・バデ・ミミュール 】
ドメーヌ直売品
2017 コルトン・シャルルマーニュ
Grand Cru
【 ドメーヌ・コヴァール 】
【オスピス・ド・ボーヌ】
2011 ペルナン・ヴェルジュレス
1er Cru
キュヴェ・ラムー・ラマロス
2008 コルトン
Grand Cru
キュヴェ・ドクトール・ペスト
2006 ヴォルネイ・サントノ
1er Cru
キュヴェ・ゴーヴァン
2005 ボーヌ 1er Cru
キュヴェ・ニコラ・ロラン
【オスピス・ド・ニュイ】
2013 ニュイ・サン・ジョルジュ
1er Cru
レ・ヴィニュロンド 1500ml
現地購入品

◆会の感想◆
~安定の品質に再度驚かされました~
昨年のベストワイン会になった
オスピス・ド・ボーヌ会を
今年も企画してみました。
オスピス白の良品が入手できなかったため
白ワインは手持ちのワインから
セレクトしました。
桜満開のなか花冷えの雨になってしまった
当日ですが、ワインの味わいは
満開の桜に負けないくらい
素晴らしい物でした。
白3種類は、
H・C・ニュイは相変わらずの美味しさ
でしたが、1月に飲んだ物と比較すると
若干閉じた印象を受けましたので、
味わいのサイクルなのかボトル差なのか
少し気になりました。
シャサーニュは今が飲み頃な感じで
特有のミネラル感とまだ十分に残っている
果実味がとても美味しく感じ、
もう少し飲んでいたいと思いました。
コルトン・シャルルマーニュは少し
冷やし目にして温度と共に開いていく
味わいを楽しんでもらいました。
時間をかけて飲みましたが、
最後の方でも硬さが少し残っていたので、
もう数年後に飲むと更に美味しく
なっていると思いました。
赤5種類ですが、
P・ヴェルジュレスとヴォルネイは
少し軽い味わいではないかと
予想していましたが、相反して
熟成感のある複雑な味わいに
早くも昨年の再来を感じてしまいました。
特にヴォルネイは優良区画の1級畑
サントノである事を差し引いても
お釣りがくるくらいの美味しさで、
私が国内で飲んだベストヴォルネイに
間違いありませんでした。
次に出したN・S・ジョルジュですが
コート・ド・ニュイ特有の華やかで
開いた感じが直前に飲んだワインと
対照的で、とても心地よかったです。
マグナムなので会の終わりまで十分に
楽しめましたが、
ビンテージのせいなのか今くらいが
丁度飲み頃の様な気がしました。
ボーヌ 1er Cruは2005という優良年と
最も評価の高い銘柄
キュヴェ・ニコラ・ロランである事が
影響して、飲み応えのある素晴らしい
ワインになっていました。
2週前のニューワールド ピノ会に
こちらを出したら面白い結果に
なっていたかも知れません・・・
最後に開けたコルトンは
さすがグラン・クリュといった風格で
味わいの上品さ複雑さ余韻の長さ
どれも素晴らしく、久々に美味しい
コルトンを飲めたと実感できる
とても良いワインでした。
熟成のポテンシャルも感じましたが
早飲みには向かないワインではないかと
強く感じました。
今回のオスピス会も開けたワインが
どれも素晴らしく、
とても満足のゆくワイン会になりました。
ワインを用意した身としては
胸を撫で下ろした感はありますが、
来年も同じ会を開いてみたいと思う
誘惑に取りつかれてしまいました。
次回は昨年現地購入したワインを
飲む会なので、
大いに期待しています。
2023/03/11 (土) 都内レンタルスペース
ニューワールド
ピノ・ノワール会
管理者個人開催の会
2018 ムルソー 1er Cru
クロ・リシュモン 1500ml
【 ドメーヌ・アンリ・ダルナ 】
フランス/ブルゴーニュ
2017 セブン・フラッグス
ピノ・ノワール
【 ポール・クルーバー 】
南アフリカ
2016 ペガサスベイ
ビノ・ノワール
【 ペガサスベイ 】
ニュージーランド
2020 キスラー ソノマ・コースト
レ・ノワゼッティエール
【 キスラー・ヴィンヤード 】
米国/カリフォルニア
2019 キスラー ソノマ・コースト
ピノ・ノワール
【 キスラー・ヴィンヤード 】
米国/カリフォルニア
2014 ホーヌ 1er Cru
キュヴェ・モーリス・ドルーアン
【 オスピス・ド・ボーヌ 】
フランス/ブルゴーニュ
2012 オシオ ピノ・ノワール
【 コノスル 】
チリ
2001 エイドリアン・フォッグ
ピノ・ノワール
【 サヴォイ・ヴィンヤード 】
米国/カリフォルニア

◆会の感想◆
~ニューワールドピノ美味しいです~
近年ニューワールドのピノ・ノワールで
かなり美味しい物に出合える機会が
何度かあったため、
それらを揃えてワイン会を開きました。
2015年に同じ企画で会を開きましたが
比較用に用意したクロ・ヴージョが
圧勝してしまったため、
今回はオスピスのボーヌ1er Cruを
対抗馬として出してみました。
赤だけでは物足りないため
白はムルソー1er Cruのマグナムと
豪華にキスラーを用意しました。
ムルソーはまだ若いためか特徴である
リッチな味わいに少し物足りなさを
感じてしまいました。
モノポール(単独所所有)の珍しい
銘柄なので後で調べてみると
作り手ラストヴィンテージだった様で
2019からはアンリ・ボワイヨから
リリースされていました。
作り手として下り坂だったかも
しれません・・・
セブン・フラッグスはベリー系の
赤い果実の味わいが特徴的でしたが
安いブルゴーニュにありがちな
軽やかなイメージでは無く
密度の詰まった凝縮感があり
熟成のポテンシャルを感じる
良いワインでした。
ペガサスベイは角のないまろやかな
口当たりと甘みを感じるしっとりと
した味わいで、
私的にはかなり好みのワインでした。
このワインは過去によく行っていた
香港で何度も買って飲んでいた
銘柄ですが、
今回初参加した方がこのワイナリーを
過去に訪問した事があるそうで、
私もぜひ行ってみたくなりました。
ここで口直しにキスラーのシャルドネを
開けましたが、皆さん一様に美味しいと
感心していました。
次の会はもう少し上のランクの
キスラーを用意しようかと考えています。
昨年行ったキスラー会で人気のあった
キスラーのピノ・ノワールですが、
今回は用意した物が若過ぎた様で
味わいに硬さを感じました。
デキャンタすれば良かったと
後で少し反省しました。
ここでボーヌ1er Cruを開けてみましたが、
何となくここまでの経緯から
予想していた通り、
ニューワールド側と比較すると
残念ながら物足りなさを感じるワイン
となってしまいました。
今回クロ・ヴージョを出すと
いい勝負になったかもしれません。
昨年一番驚いたピノ・ノワールの
オシオですが、やはり素晴らしいワインで
密度の詰まった複雑な味わいは
ブルゴーニュのグラン・クリュに
匹敵するレベルだと感じました。
最後のエイドリアン・フォッグですが
コルクがかなり傷んでおり
そのためかも知れませんが、
ワインの酸化熟成がかなり進んで
ドライシェリーや紹興酒に近い
味わいになっていました。
最後の締めのワインとしては
美味しく飲む事が出来たので
良かったと思います。
今回は初参加された方が2名いましたが
ワインを通じで皆さんと楽しい時間を
過ごすことが出来ましたので、
参加者各位にこの場を借りて
お礼申し上げます。
毎回利用している今回の会場は
2月から値上げされたため
次回はこの場所の近くの
ワインバーを使って5月末頃にワイン会を
開こうと計画しています。
2023/02/18 (土) ビストロ「kifkif」
ヴージョの会
NV フィーヌ・フルール・ド・ブジー
Grand Cru 1500ml
ブラン・ド・ノワール
【 バロン・ドーベルニュ 】
2012 ヴージョ(白) 1er Cru
【 ドメーヌ・ベルターニャ 】
1990 ヴージョ(白) 1er Cru
【 ドメーヌ・ベルターニャ 】
現地購入品
2020 ヴージョ(赤)
クロ・デュ・ヴィラージュ
【 ドメーヌ・レイマリー 】
現地購入品
2014 クロ・ド・ヴージョ
Grand Cru
【 ドメーヌ・ルイ・ジャド 】
2002 クロ・ド・ヴージョ
Grand Cru
【 メゾン・フェブレイ 】
2003 クロ・ド・ヴージョ 1500ml
Grand Cru
【 ドメーヌ・ミッシェル・ノエラ 】
ドメーヌ直売品

◆会の感想◆
~色々大変でした~
昨年10月のシャンボール・ミュジニー会に
続いての産地限定ワイン会を開催しました。
10年前に現地で購入したマグナムをメインに
昨年現地で購入した物と国内調達した物を
使っての会となりました。
シャンパーニュのマグナムはワイン会で
何度も使用しているバロンドーベルニュの
ブラン・ド・ノワール・マグナムで
相変わらず安定した美味しさでした。
2012ヴージョ(白)は丁度飲み頃な感じで
コート・ド・ボーヌとは違った
シャルドネの美味しさを楽しみました。
個人的な感想ですが、
産地が近いせいか昨年飲んだ
ヴォギュエのブルゴーニュ・ブランに
似た味わいを感じました。
珍しいAOCヴージョ(赤)ですが、
かなり味わいが開いており
参加者に好評でした。
2時間程度グラスに入れていましたが、
味わいが落ちず中々のポテンシャルを
感じるワインでした。
昨年現地から頑張って持ち帰った
甲斐がありました。
2014のドメーヌ・ジャドの
クロ・ド・ヴージョは厚みのある果実味を
感じる堂々としたワインでした。
クロ・ド・ヴージョのイメージに
一番合うワインだと感じました。
2002のメゾン・フェブレイの
クロ・ド・ヴージョはかなり落ち着いた
ワインになっており舌にすっと馴染む
感じがとても良かったワインでした。
ただ、
アタックに僅かなコルク臭が感じられ
気付いた方には
申し訳ありませんでした(恥)。
1990のヴージョ(白)は試しに試飲してみると
ドライシェリーのニュアンスが強かったため
少し冷やし目で提供しましたが、
時間と共に味わいが変化し
常温に戻ってからでも非常に
美味しく頂けました。
このワインは現地のある村の
共同販売所に個人からの委託販売で
売られていた物で、瓶にはアメリカに
輸出したシールが貼ってあり、
里帰りワインの様でした。
2003のクロ・ド・ヴージョ・マグナムは
購入時にドメーヌのマダムが
これは凄く美味しいよと言っていた物で
かなり期待していました。
いざコルクを抜こうとするとスクリューが
抜けてしまうほどコルクが弱っており
かなり苦労して開けましたが、
この状態ではブショネではないかと
恐る恐るワインを飲むと・・・
酷暑の2003を彷彿とさせる
濃厚な味わいと熟成によるしなやかさが
感じられる大変素晴らしいワインに
なっていました。
飲んだワインは全て美味しかったのですが、
ワイン事前搬入の行き違い、
電子天秤を使わない計量サーブと
抜きにくいコルクとの暗闘、
それに体調不良が重なり
私的には久し振りに大変な
会となってしまいました。
来月は2回の開催がありますので、
準備を万全に整えて臨みたいと思います。
2023/01/14 (土) レストラン「エノフィリア」
持ち寄りワイン会
2017 サン・トーバン 1er Cru
アン・モンソー
【 Dom マルク・コラン 】
フランス/ブルゴーニュ
2015 フライ・ギガンテ
【 ピコ島ワイン共同組合 】
ポルトガル/ピコ島
2016 ヨルダン・リバー レゼルバ
ピノ・ノワール
【 HADDAD ESTATES & VINEYARDS 】
ヨルダン
2015 レ・ペルゴーレ・トルテ
【 モンテヴェルティーネ 】
イタリア/トスカーナ
2012 メスマー シュペートブルグンダー
トロッケン シュロスガルデン
【 ヴァイングート・メスマー 】
ドイル/ファルツ
1970 トンドニア・ティント・レゼルバ
【 トンドニア 】
スペイン/リオハ
1969 シャトー・ポンテカネ
【 ネゴシアン元詰め 】
フランス/ボルドー
2017 アンジェロールム
レチョート・クラッシコ
【 マァジ・アグリコーラ 】
イタリア/ヴェネト
2008 クラッハー
トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ
【 クラッハー 】
オーストリア

◆会の感想◆
~予想以上の大成功でした~
各自が飲みたいワインを持ってくる
というコンセプトで
ワイン会を開催しました。
こういった会はワインリストのバランスが
取りづらく、ちぐはぐな内容になってしまい
あまり良い会にならなかった経験が
過去に何度かありましたので
少し心配していましたが、
いざワインを味わってみると
流石ワインを飲み慣れている
皆さんが選んだ物だけあって、
予想以上に満足できる会と
なりました。
現地購入したサン・トーバン1erは
開けた直後から素晴らしい味わいで
時間経過とともにより複雑味を増し
最後の一滴まで美味しく頂けました。
ポルトガルのピコ島の白ワインですが
何と現地購入のハンドキャリー品だそうで
その行動力に頭が下がります。
ワインのボディはあまり強くありません
でしたが、時間と共に様々な味わいに
変化しとても美味しかったです。
ヨルダンのピノ・ノワールですが、
その色の濃さに皆一様に驚きました。
味わいは私は南仏のピノ・ノワール
に近いと感じましたが、
とてもしっかりとした味わいで
途中からミントの香りも出だしたので
思わずカベルネを飲んでいると錯覚して
しまいそうになりました。
こちらも現地で購入した物だそうです。
トスカーナのサジョベーゼですが、
流石スーパートスカンと言った感じで、
上質のブルネロを飲んでる様で
美味しく楽しませて頂きました。
ドイツのシュペートブルグンダーも
大変素晴らしく、大半がブルゴーニュを
飲み慣れている参加者にも大好評でした。
昨今のブルゴーニュ高騰とドイツの
ピノ・ノワールの品質向上を考えると
ドイツのピノ・ノワールの黄金時代が
もうそこまで来ているのかもしれません。
思わずまた現地を訪問したくなりました。
私が提供したリオハの古酒は
ちょっと心配でしたがワックスシールの
お陰か状態は極めて良く、
口の中で様々な味わいに変化する
上質な古酒となっていました。
ボルドーのネゴシアン(クリューズ)元詰めの
Ch.ポンテカネですが、
色々といわく付きのワイなため、
提供者は少し心配していましたが、
こちらも非常に素晴らしい古酒に
熟成しており満足のゆく1本でした。
ヴァルポリチェッラの甘口(赤)と
クラッハーのTBAも食後のチーズと
デザートにマッチして
とても美味しかったです。
普段の会はブルゴーニュのワインが
中心ですが、たまにはこうやって
別のワインを飲んでみるのも
良い刺激となりますので、
来年もまた開催しようかと
密かに思っています。
余談ですが初めての会場なので
ワインサーブがどうなるか分からず
念のために道具を用意してきたのですが
結果私が行う事になりましたので、
準備してきて良かったと
心の中で胸を撫で下ろしました(笑)
2023/01/07 (土) 都内レンタルスペース
シャンパーニュ &
コート・ド・ボーヌワイン会
管理者個人開催の会
NV アルーシュリー・ペルスヴァル
ブリュット トラディション
ブラン・ド・ノワール
プルミエ・クリュ
【 アルーシュリー・ペルスヴァル 】
NV ムニュエル・ボネ
グラン・クリュ
ブラン・ド・ブラン
キュヴェ・ド・レゼルヴ
【 ムニュエル・ボネ 】
2012 ラミアブル レ・ メレーヌ
グラン・クリュ ブリュット
ブラン・ド・ノワール
【 ラミアブル 】
2020 オート・コート・ド・ニュイ(白)
【 Dom マニュエル・オリビエ 】
2009 ヴォルネイ・シャンパン 1er Cru
【 Dom ジャン・マリー・ブーズロ 】
2002 ボーヌ 1er Cru
グラーヴ
【 Dom コヴァール 】
1999 ポマール 1er Cru
クロ・ミコー
【 Dom ヴィコンテ・ザヴィエール 】
1996 アロース・コルトン
【 Dom コヴァール 】

◆会の感想◆
~久しぶりの参加に感謝~
先月開催した個人主催のワイン会が
好評のため、今月も企画しました。
お正月らしく白はシャンパーニュ中心に、
赤はコート・ド・ボーヌの
2000年~1990年代を用意。
コロナ感染で直前に2名の方が
参加できなくなりましたが、
何とか無事に開催に至りました。
今回はコロナ前にご自宅をワイン会に
提供して頂いていたご夫妻が3年振りに
参加されたので、
いつも以上に盛り上がり
大変楽しい会となりました。
ワインに関して、
3種類揃えたシャンパーニュは
単一品種の特徴が良く出ており
どれも良かったのですが、
やはりミレジムの物が
頭一つ抜けていて
とても美味しかったです。
個人的には上品さよりも
厚みのある味わいの物が好みです……
白のオーコートは
昨年の現地訪問時にレストランで
たまたま注文した物(ハーフボトル)が
素晴らしく美味しかったので、
帰国後に同じものをネットで見つけ
購入した物です。
輸送と保管の条件が良かった様で、
現地とほぼ同じ品質で
大変美味しく頂けました。
他のワイン会用に追加注文決定です。
赤の4本に関しては、
2019に訪問したJ.M.ブーズロの
ヴォルネイは丁度良い飲み頃になっており
柔らかく上品な味わいを楽しませて貰いました。
残りの3本は思ったよりも熟成が進んでおり
少し若目の古酒といった感じになっていました。
美味しく味わえたのですが、
数年前に飲んでいればもっと私好みの
味わいになっていたのではと思いました。
昨年はコート・ド・ニュイ(赤)の2000年代を
多く飲む機会がありましたが、
コート・ド・ボーヌ(赤)の方が
案外熟成のピークは早いのではと
ちょっと感じてしまいました。
果してコルトン(赤)グラン・クリュも
そうなのかちょっと試してみたくなりました。
2022/12/17 (土) ビストロ「kifkif」
ジュヴレ・シャンベルタン会
2019 ヴィレ・クレッセ
ル・コトー・ド・レピネ
1500ml
【 Dom アンドレ・ボノーム 】
2006 ジュヴレ・シャンベルタン
【 ラ・ジブリオット 】
2015 ジュヴレ・シャンベルタン
1er Cru オー・コンボット
【 Dom マルシャン・フレール 】
2014 ジュヴレ・シャンベルタン
1er Cru ラヴォー・サン・ジャック
【 Dom ドニ・モルテ 】
1997 ジュヴレ・シャンベルタン
1er Cru クロ・デュ・フォントニー
【 Dom ブリュノ・クレール 】
1996 シャルム・シャンベルタン
グラン・クリュ
【 Vicomte Bernard Romanet 】
2002 ジュヴレ・シャンベルタン
1er Cru クロ・サン・ジャック
【 Dom アルマン・ルソー 】
※現地購入品
2011 モレ・サン・ドニ
【 メゾン ルイ・ジャド 】

◆会の感想◆
~最後の一本とのお別れ~
2005年にパリで1ケース購入した
A・ルソーのクロ・サン・ジャックとの
お別れ会となりました。
買った当時はまさか1本20万を超えるワインに
なるとは思わなく半分以上は自分一人で
飲んでしましましたが、
ここ数年はワイン会に出して
皆さんにその美味しさを十分に
味わって貰いました。
もう手に入らないワインになってしまった事が
残念でなりません・・・
用意した他のワインにつていは、
白のヴィレ・クレッセの反響が良く
マコンとは思わない味わいに
皆さん一様に感心していました。
この作り手はまだワインを安く買えるので
お正月用に購入をオススメします。
2006のジュヴレ・シャンベルタンもかなり良く
2010年にクロード・デュガを訪問した際に
ドメーヌ物とほぼ同じ環境で作っていた
事を確認していたので、
予想通りの高品質なワインである事を
再確認できました。
オー・コンボットとラヴォー・サン・ジャック
を比較して飲んでみるとやはりその違いは
はっきりと認識でき、
特級畑に囲まれているコンボットよりも
ラヴォーサン・ジャックの方がグラン・クリュに
近い(ほぼ同じ)品質であると改めて
認識出来ました。
1997と1996のワインは共に古酒の味わいに
なっており、古酒として美味しく頂きました。
私的な感想ですが、
ブルゴーニュ赤に関しては2000年前後が
今丁度良い飲み頃になっているので
来年はこの辺のワインを集中して
飲んでみようと思っています。
一番最後に開けたクロ・サン・ジャックは
やはり素晴らしい味わいで
目を閉じながら買った当時の状況を
思い出していました・・・
店員が常連客と長話しをしており、
20分程度その様子を眺めてから
やっと購入出来たことは
いい思い出になっています。
あの時このワインを1ケース購入した
当時の自分に感謝です!
会の時間が少し余ったので、
予備として用意した
2011モレ・サン・ドニも
思い切って開けてしまいました。
(こちらも美味でした)
今年一年ワイン会に来て頂いた方々に
改めて感謝申し上げます。